人はなぜ争うんだろう？？

はじまりは自分とのパートナーシップ

自分を知る3つの鍵を手に入れ、

９０日間で「想像もしなかった未来」に出会い

オンリーワンの幸せ体質に変わっていく

脳内デザインで人生を変えるコーチ

池谷直穂子です。

コロナ禍の沈静化にまだ時間を要する
全米の都市で、ミネアポリスで発生した
白人警察官による黒人男性の圧殺事件に
対する抗議運動が燃え上がっています。

私が住む香港では、中国が一国二制度を
骨抜きにし、香港の自治を脅かす国家安全法を
採択したことに対し、抗議運動が再燃。

先週のデモでは200人近い逮捕者が出ています。

感染防止の名目で8名以上の集会が禁止されており、
取り締まりが強化されています。

我が家の長男も、通学途中の乗り換え駅で、
友達数名と電車を待っていただけで、
警官に囲まれ、荷物検査をされたそうです。

抗議運動が過熱すると、それを抑えるための暴力が
生まれ、またそれに対抗する暴力が過熱する、、。

最終的に力の強い方が相手を抑え込むことで、
問題が解決されたとするのが習いですが、
実のところ、問題の根は益々深くなるのがおちです。

力をぶつけ合うことでは何事も解決しないのに、
人は何故争うのでしょう？？

一番の原因は「違い」を悪いこととして放置して
しまうことだと思います。

人種差別も強権的な国家権力も、自分達と違うものは
劣っているとか、価値観を共有できないとか、
否定して終わり。異物はいると迷惑！みたいな態度です。

でも、実はこういう「違いに対する不寛容」は誰にでも
あるんですよね。

アメリカや香港の状況に心を痛めている私にも！！

2週間ほど前に、渦中のミネアポリス近郊に住む
メーカー亜希子さんから「異文化感受性発達理論」
についてお話を伺った時、そのことを思い知りました。

亜希子さんはミネソタ大学での研究を経て、
様々な組織で異文化感受性を育てるための
コンサル、コーチング、教育を行っている方。

グローバル化、多様化が進む社会で成果を上げる人材育成、
チーム開発、組織の変容に力を尽くされています。

「異文化」と聞くと、人種や宗教や場所による
習慣の違いというイメージでしょうか？

でも、亜希子さんのライフワークとなっている
「異文化感受性」は、自分と自分以外の人との違い
というもっと個人的なところから始まります。

自分を知り、人を知り、違いと共通点を認識し、
お互いから学ぶ。
そして、新しい在り方を模索する。

そんなことなら、やっています！って言いたいですよね。

でも、もしそれが簡単なことなら、世の中から
いじめや、差別や、戦争が無くなっていても
おかしくない。　

では、なぜそれらは無くならないのでしょう？