「としまえん」が昨日94年の歴史に幕をおろしました。そしてシンボルといっていい「カルーセルエルドラド」もその仕事を終えました。メリーゴーランドというのは夜の照明の明かりに照らし出されて浮かび上がる姿が最高。幻想的でありながら大人も子供も楽しめる不思議な遊具ですね。

幻想といえば、ルキノ・ヴィスコンティ監督の映画で『ルードウィヒ/神々の黄昏』という有名な映画があるけれど、あのノイシュヴァンシュタイン城の地下世界の廃墟趣味のような、それがなぜか、年代物のメリーゴーランドに通じるものがあるんですね。ワーグナーの音楽も似合います。

あれこれいいとこ採りしてパッケージにしたようなメリーゴーランド。写真を見ながら乗った気分にさせていただきました。(写真:毎日新聞 YAHOOニュースより)