8月13日(日)日本一周100日目!
福島県相馬市の道の駅そうまより!
ごんぞーです!
野宿場所。
道の駅に隣接された体験実習館という建物の裏でひっそり野宿しました。
いやー静かでよかった!
(トイレも駐車場も、遠いから誰もこない)
しかし、今日もしっかりと雨。
どーなってんの!?
東北は梅雨明けしないの?
とりあえず飯にします。
昨日の野菜のあまりを炒め、パンにのせました(味付けはだいたい同じ)スープ、コーヒー!
うまい!
野菜うまい!
自炊は安く済むしいいですね!
他の荷物減らしてでもカセットコンロ持ってきても良いかも!
(というか、今の装備で使ってない荷物へらせれるし、コンロぐらい持てそう)
さーあとはテントを、かわかし出発。
なのだが。
しっかり雨。
うーむ、どないしよーかのー。。。
コーヒー飲みながら、雨がおさまるのを待つこと30分。
雨はふっているものの、今なら動けそう!!
ダーーーッシュ!!
(急げ!!!)
(急ぐんだ!!このチャンスを逃すな)
おっしゃぁぁぁーーーー!!!!
出〜発〜〜!!
と、思ったけど、道の駅がOpenしたので、のぞいていきます。
ここ、道の駅そうまの情報コーナーには東日本大震災に関する展示物やポスターが展示されています。
まずは見学。
過去の津波の事や。
3.11の津波の事。
(40.1メートル。。信じれないね)
ほんとうに忘れてはいけない事だと思う。
少しゆっくりして、しまいましたが出発します。
今日は福島県の海岸沿いを南側に出来るだけ行ってみます。
しばらくすると南相馬市にはいる。
南相馬市に入り少し進むと『かしまの一本松』という看板が目にはいった。
(すいません雨のため写真なし)
看板から3キロほどの所にその松があるようなので行ってみる事に。
そこには、木が一本ポツンと立っている。
周りには何もない。
奇跡(かしま)の一本松と呼ばれるその木は東日本大震災の津波被害を耐え凌いだんだそう。
この奇跡の一本松を地域のシンボルとして大切に守ってきたそうです。
(改めてみる。ほんとうに映画の世界のよう)
しかし、この一本松も今冬にも伐採される見通しになったそうだ。
高潮や雨水の滞留が影響し枯死したと見られる上、この辺り一帯を防災林整備で土地がかさ上げされるため伐採が決まったらしい。
今まで地域の人達だけでなく、東北、いや全国の人達の勇気や希望を与えてくれたはずだ。
先ほどのグニャグニャになった看板を見てわかるように、凄まじい津波だったはずだ。
その津波に耐え、人々に勇気や希望を与えてくれた一本の松の木。
ゆっくり、安らかに眠ってほしい。
ありがとう。
一本松の奥には大きな防潮堤が見える。
波の音だけが虚しく響いている。
陸前高田市の奇跡の一本松は全国的にも有名だか、こちらの木は知らなかった。
伐採は残念だが、じゅうぶんに人々に生きる力を与えてくれたと思う。
感謝ですね。
ほんとうに、ありがとう!!
何も知らずに来たが、来れて良かった。
知れて良かったと思う。
今回みなかったら、一生知らないままやったかもしれんもんね。
さ、ここからまた南に下ります。
(け、獣って!焦)
(宮城県から福島に入った辺りにもあったのだが)
看板に『この先17キロ二輪車軽車両徒歩通行不可』との記載が。
(宮城〜福島に入った時は50キロ先通行不可と書いてました)
原発事故での影響だ。
この辺に差し掛かると汚染作業で出た土や植物などを纏めた袋が山盛りになり置かれている。
(一枚の写真じゃおさまらんぐらい)
反対車線側にも。
そして浪江町にはいる。
ここら辺からパトカーがよく巡回していた。
看板もこの通り。
町として機能してない土地。
住民の消えた町だ。
(一般市民の家でなく、ガソリンスタンドや飲食店、もとバイク屋などをブログには載せています。一応ね)
東京まで260キロ。
(遠いようで近い)
昨夜、自分が野宿した相馬市や南相馬市、反対側(南側のいわき市)なんかの原発事故のあった近い地域に今も住む人達は大丈夫なのだろうか?
ましてや東京だって、たったの260キロしかない。
放射能漏れで人体に被害がでるのは、何十年後か先の話かもしれない。
それでも国が決めた事でここまでなら暮らしても大丈夫、人が入っても大丈夫。
本当にそうなのだろうか?
と、いうか、そんな事わかるのだろうか?
一般市民の自分達は放射能の被害や効力がどこまで、いつまで及ぶのかを知るのは難しい。
専門家ですら難しいのではないだろうか?
東電や政府も真実を言っているのか?わからない事を、わかるように言っているのか?それすらわからない自分達、一般市民。
自分達はいいかもしれない。
これから生まれてくる新しい命や未来を担う今の日本の子供達は大丈夫なのか?
真実はわからない。
こんな個人のブログで嘆いても仕方ないのだがほんとうに安心して安全に暮らせるようにしてほしいし、できるようにしたい。
浪江町から双葉町に入るあたりで係員に止められる。
ここが二輪車(原付)で行けるギリギリの所のようだ。
迂回ルートを尋ねると地図を渡され丁寧に説明してくれた。
どーやら、南相馬市まで、15キロほど戻り山沿いを走らなければならないらしい。
今通って来た6号線以外の道で南に向かおうとすると全ての道が通行止め、バリケードで封鎖されてるとの事。
車では通行できるものの、やはり窃盗団や、あまりヨロシクない事をする人達がいるからパトカーも多いようだ。
当時はもっと、酷かったらしい。
とりあえず、なんとなくの現状は知ってたものの、今の現状どこまで行けるのかを知りたかった。
ちなみに、教えてもらった迂回ルートだと山側を通り車でも3時間以上かかるらしい。。。
(まじっすか)
仕方がない事なのだが。。。
とりあえず、元きた道を引き返し今後のルート確認と予定を立てる為にコンビニに入ります。
後半につづく。