「ロシア語」(ラテン文字転写)「村山七郎訳」『ごんざ訳』
「вилки」(vilki) 「フォーク」 『まなばし』
単数形は「вилка」(vilka)。ふつうひとつでつかうものは単数形がみだし語になるのが辞書のルールなのに、なぜ複数形になっているのだろう。複数でつかうのは『まなばし』の方なのに。
日本国語大辞典 「まなばし(真魚箸)(「まな」は食用の魚の意)魚を料理する時に用いる木や鉄などで作った長い箸。」
ごんざのロシアでの食事は、にこみ料理をスプーンでたべることがおおくて、食卓での「フォーク」の出番はそんなにおおくなかったとおもう。ごんざの訳語の『まなばし』とおなじように、台所で料理をする時につかうことがおおかっただろう。