介護について思うこと

 
お肌を清潔に保つことの大事。
 
じい様は、昨年秋に転んでから寝たきりになりました。
 
2017年秋、ばあ様が旅だってからじい様の認知症は一気に進みました。
それでもマイペースでどうにかこうにか日常生活はできていました。
 
ばあ様が他界した後、家族も大変な事が立て続けに起こり、
私もじい様にピッタリ寄り添う事はできなくなって介護サービスを頻繁に使うことになりました。
ショートステイやお弁当の宅配、訪問看護など。 
認知症はどんどん進んでいきましたが、3歳のチビ助くんが随分じい様の支えになってくれてます。
 

 
 
寝たきりになる前のじい様は、
認知症ではあったけど、ゆっくりと家の周りを散歩したり、お風呂も大好きでほぼ毎日入ってました。
もちろん介助は必要です。
湯船から出る時に支えたり、体を拭いたり着替えを手伝ったりしてました。
でも、頑張ってお風呂に入ってたのでいつも身体は清潔でした。
 
この一年ずっと紙パンツを使ってましたが夏でもカブれることもなく、
冬場は背中や脛が乾燥してカサカサしてたけど保湿クリームでなんとかなってました。
 
しかし、寝たきりになったとたん、カブれるようになりました。
痒いと掻きむしり血が出てることもしばしば。
お風呂に毎日入れない。これはどうしようもない。(身体を拭くのが精一杯)
パンツは毎日履き替えてましたが、寝ているとお尻の仙骨あたりが圧迫されるので、この近辺から褥瘡になってきました。
毎日履き替えていても、尿漏れなどもあるのでお尻近辺は汚れ易く、褥瘡はいっぺんに広がり悪化します。
ただれた患部には傷口の保護シールを貼って痛みが緩和されるようにしていました。
 
訪問看護師さんからのアドバイスは、身体を横に向けて患部を石鹸で洗う事。
毎日着替えの時、刺激のない石鹸を泡立ててそっと洗います。
しっかり水気を取って薬を塗ったり保護シールを貼ったり。
患部は随分良くなりました。
 
同じ姿勢で寝ていると同じ所が圧迫されて褥瘡になりますが、皮膚の汚れも褥瘡の原因になります。
 
こういった介護は、家族だけでは大変。ましてや老々介護なら尚更。
在宅介護をするならいかに適切なサービスが必要か、どのように上手に利用するかが大事です。
ケアマネジャーさんとの相性も関係します。
介護する家族に寄り添ってくれる方なら嬉しいです。
 
じい様とばあ様の介護は全く違います。
その時その時で適切な臨機応変な対応が必要です。