pure(キャバクラ純愛物語) -3ページ目

辞令

感じの悪い夢だな。

と思いつつ会社に向かった。

ウララ課長は、飲み過ぎたせいか仕事にやる気がなかった。

午後からいつものマンガ喫茶に逃げようとした時、中川が近づき

「課長、専務が恐い顔してお呼びですよ。何かしました?」

「えっ。マジ?わかんねぇよ。部長は?」

「部長は専務の部屋にいるみたいですよ。」

と心配そうに話した。

「なんかなぁ。わかんねぇよ。行きたくないなぁ。」

とウララ課長は表情を曇らせて専務の部屋に向かった。
田中が中川に

「課長、大丈夫かな?仕事サボってばかりいるからなぁ。地方に飛ばされるのかな?」

と問い掛けた。

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メール2

メールを見たウララ課長は、

(とにかく一つ一つ頑張ろう。今はすごく苦しいと思う。海ちゃんの力になれるように考えるし、がんばるよ。やけにだけはならないで!おやすみ)

とメールをかえした。

ウララ課長は、考えていくうちに行き着く答えは一つなので悩んでも仕方ない。

と結論に達した。

蒸し暑い夏の夜、ウララ課長は、夢の中で、女の子がが目付きの悪い男の子に泣かされいた。ウララ課長が逃げてこっちに来いと叫んでも、女の子は首振って泣いてるだけで、やがて目付きの悪い男の子が闇へ連れ去って行った。

その瞬間目が覚めたが、この夢が何を暗示するかわからなかった。

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メール

ウララ課長が帰る途中、海からのメールに気付いた。

(橋河さんからお金を借りてきてわたしは今ほんとうにいっぱいいっぱいだけど頑張って徐々に落ち着いて借りた分は少しずつでも必ずかえそうと思ってます。簡単に貸してなんて言ってないし橋河さんが親身に考えてくれてる姿みてすごく辛くて辛くて・・。彼氏が困ってたら自分を犠牲にしてまでやってきました。そーすることによって今度は自分が大変になって生活できなくなりました。でも仕事の件はうそでもないし橋河さんのだけしか頼る人がいないんです。今日はいろいろと相談にのってもらってありがとう)

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相談10

「私が言うのはなんですが、とにかく希望を彼女に与えたほうがいいと思います。そして向こうの世界にいる事がいかにマイナスか教えることです。それが彼女に経済力がついても彼にはお金を渡さないし、自立する事を考えると思います。」

「そうかなぁ。まぁそれを信じるしかないんだよなぁ。ゆっくり考えてみます。お勘定してください。」

「ありがとうございます。あまり深く考えないほうがいいですよ。」

「桜木さんいろいろと相談にのっていただきありがとう。じゃあ。おやすみなさい」

とウララ課長は桜木の店を後にした。

相談9

「桜木さんはあの子は私にどう思ってますかねぇ。」

「橋河さんが来る前に少し話をしたんですけど、橋河さんに対してのイメージは悪くないですよ。彼女は、いつも優しく、親身になってくれるすごくいい人でこんな人には会った事ないと真顔で感謝してましたから、裏切る事はないと思いますよ。」

「そうなんだ。それを聞いて少しは気が楽になったよ。」
「それはなぜです?」

「実は真実がわかってきて、また騙されたよ。これ以上騙されたくないから疑ってばかりいたんだよ。海がお金の事を言うのは彼氏が言わしてるんじゃないかって。だからそれを聞いて少しは気が楽になりましたよ。」
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相談8

「そこなんですよ。難しい問題ですよね。今の時点では、彼との関係は微妙ですよね。マインドコントールはとけてきてるのかと思います。でも今、橋河さんが見捨てたら行く所がないから彼と落ちるところまでいくでしょうね。」

「うーんそうだろうね。ただ服や靴を買い与えたら自信が戻りそこそこ稼ぐだろうから、彼氏が態度をかえて二人の距離が縮まれば意味がないような気がするんですよ。」


「それはそうですね。でも橋河さんがあの子に希望を与える事は必要ですよ。希望を持ちたいから今日は無理を承知で助けを求めてきたんですから…。」

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相談7

「そうだね。この状態をぬけだすのが大事だね。彼の事をどうこう言っても海ちゃんが考える事だしね。」

「ごめんなさい。自分勝手な事ばかり言って!確かに散々裏切っておいてお願いするのは筋違いだと思います。でも橋河さんしか頼る人がいないんです。」

と海は切実に訴えた。

「わかった。少し考えさせてくれ!明日電話するよ。」

「わかりました。」
と海は不安そうに答え、ごちそうさまと頭を下げ店をでた。

「桜木さん。どうしたらいいですかね。海が良くなれば彼氏の思う壷だと思うんです。だからといってほっとけないし…。」

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相談6

ウララ課長にこの問題の根底をつかれ、言葉を失った。

「それは私が彼と別れなければだめだという事ですか?」

「そこまでは言ってないけどその点を考えないとダメなんじゃない?」

「わかってはいるんですけど…。橋河さんがいうとおり、最近彼と付き合っていくのに考えるようになりました。でも今は自分の事でいっぱいいっぱいなんです。」

そこですかさず桜木が

「橋河さん。彼女は今がんばろうとしてるんだから応援してあげましょうよ。お金をだすださないおいといて、今は彼女にとって立ち直るきっかけを作ることが大事じゃないですか?」

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相談5

海も沈んだ空気を読み取り黙ってしまった。

海は、自分ではどうしようもできないやる瀬ない気持ちで後悔した。

ウララ課長が「海ちゃんの気持ちはわかった。これからどうしたいの?」

と問い掛けた。

「だからキャバやって橋河さんとか迷惑をかけた人に少しでも返したい。私にはそれしかないんです。」

「そうだね。余計なことかもしれないが私が聞きたいのは彼の事だよ。彼も大人なんだから少しぐらいお金はないの?それに彼が変わらないとまた借金だよ。別れろとは言わない。海ちゃんががんばっても変わんない気がするんだ。それはわかるよね。」

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判断

「そうか。どうしようかな?」

とグラスを持ちながら考えた。

「今まで橋河さんを裏切った形にしかならず信用がないのはわかります。それにドレスも靴もないなんて贅沢かもしれません。でもキャバクラをやめて半月になります。間隔があけばあくほど仕事が怖くなって…。新しい店にぼろいドレスでその店の女の子と闘わなければならないのはなおさら自信がないんです。」

桜木は海の気持ちが痛いほどわかった。

しかしウララ課長に簡単に応援してあげてはという雰囲気ではなかった。

ウララ課長も応援してあげたいがそれが海の為になるかは判断しがたいものであった。

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