白濁したこころ

白濁した眼球

白濁した体液

白日に晒した

剥奪された愛しさ

吐くだけ吐いたら

胃液の酸っぱさと

焼けた喉の感覚が


ナンニモナイがここにある

痛いと痒いと切ないと気持ちいいが

アンモナイトの殻の中で

マーブル模様の夢に帰着したような

ナンニモナイが


濁った純情に癒着した情動を

剥いでいく時の

残虐な痛みと快楽が

少し血の付いて粘膜に触れる時の

飛び上がるくらい痛みが


嗚呼ぁ


殺意混じりの自己愛か

まったく

支離滅裂だな

hey Siri!

素敵な死に方を教えてよ


なんだお前

ホントに教えてくれるのか?


違うんだ

安らかなヤツじゃない方がいいんだが


まあいい


もう少し書き残したこと

ある気がするから


その後に自分で探してみるよ

その前に

アイシテルも探してみる


なんだよ

死んでられねえじゃねえか

ばかやろうが


白濁した朝に

汚物の詰まった左目から見える世界が

なんか美しくてさ


 起きろよ

カスな世界よ