変えられない未来だよ

見えたとしても


例えば僕は16 左目を失明し

その他紆余曲折を経て

55で出会い系に居座るエロじじいに成り下がっている


もっと語り尽くせないほどの

絶望を味わってきたけどさ


みんな多かれ少なかれ

こんなはずじゃなかった未来に立ち尽くしてるんじゃないかい


あの頃の僕じゃこんな今を知っていたら生きて来れなかったのじゃないかと真剣に思ってしまう



運命なら変えろ

変えてみろ

宿命なら受け入れろ


くだらない夢を見てもいい


でも絶対


夢を言い訳にするな


泣き叫ぶほど欲しがっても届かないものがある


だがな


泣き叫ぶほど欲しがり続けなきゃ

絶対に届かないことだけは

確かなんだ


運なんてあげないよ


多分 明日も生きなきゃいけないってことだけは

見えてしまう


それだけで十分だろ?


ーーー

運を分けて〜という

唐突なメール(出会い系w)に対しての

返信として

君の殺意で

存在してもいいと

ここにいてもいいと


そんな感触が希薄な朝


こころを投げる場所を

世界にして


つまずいてくれるつま先を

待ち続ける


愛してなんて思いもしない

思えるはずもない


次の呼吸をしてもいいと

次の鼓動が罪ではないと


衝動は流れ出したそうに

心臓の奥にいて


僕は朝を深呼吸してしまう


手前味噌な仮決済に

自らサインして

世界に漕ぎ出すしかないのか



キスで殺してほしい

誰あろう君の殺意で

裸ごっこ

晒せもしない魂が


刺さるとでも

えぐれるとでも?


魂の核心は汚物のそばに潜んでいる

隠したかった無残とか

消したかった昨日とか


その

安売りのプライドを

どうしたいんだ

一体


いいさ


隠せ

隠し続けろ

封印しろ

自分も騙し続けろ


表現者ぶるな


ままごとは終わりだ


ただ

表現者たれ


つまり


裸であれ