届きそうで届かないを

手に入りそうで触れられもしないを

その苦悶を快楽に

脳味噌は時々変換したりしますね

それがいいのか否かはわかりませんが

世界には露出した変態と

隠蔽された変態しかいないですよね


絶望にだって陶酔できる

むしろ大好物だと

詩人という種類の

とても奇妙な変態がいるらしいですよ


悲しみが燃料なんですって

怖くないですか?


届きそうで届かない悶絶で今夜も

美しくて下品な体臭に

酔えるでしょうか


言葉にだって

匂いはあるでしょ?