気の利いた

なんか気の利いたヤツを


なんにも聴こえないけど

軽い空腹だけはあって


生きろってことか

めんどくせえな


ほっぺだけの夢が

最後の抱擁に帰着する祈りを


自分で笑いながら鼻水をすすり上げている


好き過ぎて死にたいのじゃない

愛してるは殺してを含んでしまうんだ

僕のアイシテルは


気の利かないヤツを

朝には似合わないのを置いておこう


今見えた景色だから

こころと睾丸の合作だから