世間話と散文の間

惚気話と絶望の隙間

聴こえてきた声はいつも僕の顔をしているから

どこからがステージでどこからが本番かなんて

全く意味のない区分けなんだ

MCのつもりの耳に

耳障りのいい殺意を乗せてあげよう

シニタイは少しコロシタイを含んでしまうから

棘が刺さったらその痛みで

アイシテルを感じて欲しい

ふざけんなよって唾を吐いたその横顔に

微かによぎった躊躇いが

君の核心だろ?