十日過ぎの月は見つめていてくれる  
僕を 
僕らに染めながら 
   
罪深くても迷子でも 
誰の暗闇でも 
祈りのように  
愛のように 
優しい嘘のように 
  
  
役立たずのか弱い光として  
何も与えず  
何も奪わず 
何も囁かず 
  
ただ見つめていてくれる 
意味など求めず 
ただ