劣情が干からびて
窒息しそうな純情が
力なくうめき声を上げる
乾いたのは一体 カウパーだけなのか

殺し文句と言い訳の混じった札入れが
ジョーカーの代わりに
諭吉を吐き出して
僕らの茶番は始まった

僕らは一瞥の中の舌打ちを合図に
灯りを暗くするだろうさ
拒まれたくちびるの捨て場所なら
沢山知っているよ
そりゃぁもう 笑えるくらいにね

君の舌に足りない想像力が
僕の指先にこびり付いて
ひ弱な優しさに落ちぶれるのさ

そんな素敵な景色が見えてしまう
まあ 自業自得だよね