寂しさは愛情の産みの親である 

育ての親は 
たぶん夜である  

朝に封印したのは
こころなのか 
孤独なのか 

ほんの短い微睡みが 
しあわせの正体である 

忘れられた夢は果報者である 
はじめてのような顔で
愛される可能性を手に入れたのだから

忘却は
愛情の昇華である

孤独だって
愛されたがっている

つもれない雪も寂しさである

結局
すべてが愛に繋がっていたのだ

だから

散文的に眠ろう
涙目は夜風のせいにして