・洞察は 恫喝の遠い親戚ですから ・最愛以外だから 言い訳をこじつける  ・触れてはいけない心に触るのは得意かもしれない 触れるべき肌を回避するのは もっと得意かもしれない ・しあわせと幸福感は別物だよ ・誰も知らない物語を 世界で最初に覗きたいんで 書き続けている ある種 病気である かなり重症でもある ・書くスピードより 言葉を綴る思考より先に ある種の閃きがあって  僕はすべての光を書き留めることが出来ない ・物語は 実は分散したエピソードの集合体でしかない 善悪左右過去未来 微妙に関連しながら マクロはしかし ゆっくりしか動けない 昨日の笑い話も すれ違った恋ばなも 明日の絶望も 時空を超えた融和の中にある 意志を持たない森の 大いなる意志のような 優しくも痛くもない ある種の必然