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私には「帰る」という選択肢以外は
ありえないと、その時は思っていた。
<--Previously on the story
「え?もう帰っちゃうの?」
「だって明日1限からゼミじゃんよ」
「知ってるよ」
「発表者だし遅れたら洒落にならないよ」
「必修だから単位もかかってるし」
「終電ならまだ大丈夫だよ」
「いや、だめだって、最終だと乗り継ぎできないし」
「じゃ。ここから行けば」
&%#$”?
確かにここからだと学校まで15分で着く距離
家まで帰ると明日の朝早く起きて1時間半はかかる。
もしここがただの友達の家なら
迷いなく泊まるだろう。
しかしここは彼女の家。
嬉しい申し出だけど
彼氏にバレたら殺されそうだし、
俺だって一晩中何もなしでいられるほど
紳士じゃない。
どうしよう
どうしよう
天使と悪魔が戦う
ひひひ、泊まっちゃえ
やっちゃえ、あんな美人と
いまやらずにいつやれる
いや、もし襲って拒絶されたら
おまえの学生生活はピリオドだ
単位も落として就職も出来ずに
路頭に迷って・・・ぐるぐるグルグル@@
というか
正直に言えば一番心配だったのが
童貞だってバレたら
・・・思いっきり引かれそう
そう、正直おれは童貞だ。
だから、もし、もしそうなったら
実際にはどうしていいかわからなくて
ビビってたというのが正直なところ
どうしよう
どうしよう
「ここなら最悪遅刻しないし
今から帰って寝過ごしたらどうする?
そのほうがゼッタイいいって」
「何があるわけじゃないし」
(0c0)!
何があるわけじゃないし
あるわけじゃないし
じゃないし・・・
ですよね?
考えすぎですよね。
あらやだ、私ったら
そんな間違いは起こるはずもないですよね(TT)
OTL
せつなさと安堵が同時に込み上がった
不思議な感覚だった。
開き直って
「じゃ呑もうか?」
さっきのトランプ暴露大会
やろ!
今まで何人付き合った?
3人
うそついた。大人ぶった
本当は一人だった。
その子は高校卒業前に3ヶ月だけ
付き合ったコ
男子校だった私に
出会いなどあるはずがなく
中学の同窓会で再会した同級生と
ママゴトみたいな付き合いしか経験がなかった
遊園地行ったり手を繋いだり
したが、まったく手を出せなかった
でも彼女には精一杯大人ぶって
なんとか童貞であることを悟られないように
していた。男にとってまだ童貞だって言うのは
恥ずかしいことだと思っていた。
トランプをやりながらかなり酒が進んでいった
彼女の目のガチャッピン度は
70%を超えていた。もう目が座ってる感じ
でも美人は酔っ払っても顔は絵になる
しっかしこのオンナはポーカー激強っ!
4分の3は私の負けで
強い酒を一気呑みとかさせられた。
そしてまた負けた。
次は何ですか?お姫様!
もう仰せのとおりにいたしやす
「ペディキュア塗って」
?????
ペディキュア?なにそれ?
え知らないの?あはははは
ペディキュア
それは
足に塗るマニキュアとのこと
なんだ
そんなのお安い御用
次こそゼッタイまけないぜ
彼女は隣の部屋から小さい瓶を持ってきて
私の足のつめに塗り始めた
変なつめ~(ぷぷw
うるさい
今思えば、蛇に睨まれた蛙のごとく
このときからズリズリと
彼女のワールドに引き込まれていったのだ
うわ。また負けましたよ。
てかなんか細工してない?
次はたぶんマニキュア塗ってとか言うのかな・・・・・
「ストッキングはいて」
え?
いまなんと?
・・・To be continued