人間古希を過ぎるようになると何処かしら悪いところは出てくるものです。
60歳定年までは年に一度程度鼻風邪・喉風邪をひくものの熱を出したりすることはほとんど無くましてや入院など無縁の世界だと自負(単なる自惚れ)してましたが
丁度定年を待ってたように2012年7月膀胱癌発覚で初診時にいきなり妻も診察室に呼ばれ状態的に全摘しかありませんと告げられ2クールの術前GC療法を入院で行った後10月に全摘手術を行いました。
術後の1か月余りの入院と併せて3ケ月半ほどの入院生活でしたが初めての入院生活経験にしてはそこそこ楽しめたかなと(笑)
ただ、臍の横から大事なところの根元まで縦一文字に切り開かれた術後の痛みは女性ならさしずめ帝王切開をしたようなもので地獄の痛みを味わうことが出来ました。
以来、オストメイト生活をしてますがこれについては3日~5日に一度のストマ交換を要するだけで日常生活は以前とほとんど変わりなく過ごせてます。(只2時間程度で満杯になるので都度排出しなければなりませんけど)
その後は5年後の2017年には加齢黄斑前膜(加齢黄斑変性と似たような症状)の手術を受けました、こちらは球後麻酔という局所麻酔ですがこれは事前説明でこの麻酔は痛いですが麻酔注射の為の麻酔ありませんからと言われましたが頬骨の下側から眼球の裏側まで針を刺しての麻酔なのでこれが本当に痛く脳天をハンマーで殴られたようなズーンと来る衝撃でした。
まあ、これについては入院期間も1週間程度で2012年に入院してた時病棟に居られた看護師さんがストマ装着者であるためサブの担当者のようにいろいろとお世話をしてくださったのであっという間の入院生活だったように思います。
それから2年後の2019年の7月には突然の歩行障害に襲われ、左手の肩から指先までの痺れと痛みに加え日に日に両手の握力が無くなり全く力が入らず右手で箸を持つことさえ不自由になって来たことからかかりつけ医に紹介状を書いてもらって総合病院で脳のMRIとCTを撮ってもらったりしたけど脳には異常はなく
思い余って、私の母親が86歳の頃に執刀していただいた整形外科の先生を頼って受診したのですが、頸椎症性脊髄症と診断されました。
通常であれば薬物的な対症療法とかで暫らくは様子を見ることが標準治療だけど状態からみるとなるべく早く手術をして脊髄狭窄の障害を取り除いたほうが良いと思うということになりその日のうちに手術のための検査をすべて終わらせていただき10日後には手術をすることに
4番と5番の間の軟骨が神経を圧迫して完全に髄液の通り道をふさいでしまっています。
4番と5番の間の状態
通常の状態
前方除圧固定術手術後の画像です(金具で固定して圧迫してた軟骨は綺麗に取れています。)
一応手術で圧迫は取り除いたけれども相変わらず左腕に関しては痛みと痺れは残っております歩行障害については術前の状態からは比較にならないほど回復はしており立ち座りなどの筋力的には毎日のスクワットの頑張りもあり日常的にはほぼ支障なく回復して来てると思います。
ただ、この病気の特徴的な足を出すことについて脳からの命令が足に伝わりにくいようで走ると言うことに関しては駆け足さえままならない状態が続いています。
というようにこの10年余りで3度の入院と手術を経験しましたが加齢に伴う生活習慣病に関してはほとんど持病として該当してます。
高血圧(こちらは休薬中)糖尿、高コレステロール高中性脂肪などの脂質異常症、脂肪肝による肝機能障害など・・・・こちらはお薬の力を借りたり日々の運動療法でどうにか騙し騙しお付き合いしていますが
年齢的代謝の衰えから来るものだと思われこれから死ぬまで騙しながら病気とお付き合いして行かなければなりません。