生分解マルチの謎
キャベツを植えに畑に行ったら、マルチの上に謎の足跡が・・・
ほどよい水分条件の時にマルチを敷いて、後日行ってみると鳥や小動物の足跡がついていたり・・・
鹿やイノシシに踏まれてボコボコに穴があいていたり・・・といったことが良くあります(もちろん野菜が植えてあっても、お構いなしに踏まれます)
そりゃあ彼らには、ぴっちりまっすぐきれいにマルチを張る苦労とか、はがれないように土をかけておく手間だとか、穴が開くと凸凹になるしそこから草が生えてきちゃう面倒とか、関係ないですから
わが家ではよく使う「生分解マルチ」ですが、植物性の原料でできていて、土に漉き込めば分解してゴミにならないという優れもの
草を抑えたり地温を上げるために欠かせないマルチフィルムですが、一回しか使えないため、プラスチック製のものはワンシーズンでかなりの量のゴミになります
長期間敷いておく必要のある野菜では、プラスチックの耐久性のあるものを使わざるを得ないのですが、短期間のものはできるだけ生分解を使います
はがす手間もないのが
ところがこの生分解マルチ、JAS有機認証を取っている人は使えないんです
農水省の「みどりの食料システム戦略」では導入を促進しているらしいのですが・・・
大量のプラスチックごみを出すのと、生分解マルチを使うのと、どちらが環境にやさしいのか
謎は深まります
じゃがいもの作付け
先週、じゃがいもの作付けをしました
ひと月ほど浴光育芽していた種芋を、いよいよ畑に植えていきます
今年も、とうや、きたあかり、ピルカの3品種です
芽が出たころに遅霜が来ると、傷んでしまうので
焦りは禁物です
作付けの前日「作切り」といって、管理機で種芋を置いていく溝を切っておきます
管理機でまっすぐな溝を切れるよう、まずは「作切り縄」という縄を張って足跡をつけていきます
等間隔に張った縄を、両方向から踏むように歩いていくのですが・・・
知らない人が見たら、変な宗教儀式のように見えるかもしれません
作付けの前々日に、いい大きさに切り、寝かせておいた種芋です
切り口にはいい具合にカルスが形成され、芽の周りには小さな根がたくさん出ています
「そろそろ出番だよー」というこちらの声が伝わったようで嬉しくなります
溝の中に等間隔で置いていきます
(この中腰の作業がなかなか・・・キツイ)
その後管理機で土をかけて、完成です
ゴロゴロと芋が採れる日が楽しみです
今年こそはハリガネムシが入る前に収穫するぞー
(毎年ココロザシだけは固いんです・・・)
そしてこの2日後に全身筋肉痛がやってくるのでした