ボストン美術館展・インカ帝国展と中華「龍門」 | Gon のあれこれ

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読後感、好きな太極拳、映画や展覧会の鑑賞、それに政治、ジャーナリズムについて、思いついた時に綴ります。

5月2日(水曜日)少し不穏な天気で見る人が少ないだろう、、と思って上野の森へ

先ずは東京国立博物館で「ボストン美術館ー日本美術の至宝特別展」

99年4月下旬、ナイアガラからワシントン~ボストン~ニューヨークと巡りました。
ボストンの目当てはボストン美術館で日本のコレクションを見ることでした。

歌麿の「寛政三美人」や写楽、あるいは尾形光琳の「払鳥図」、宗達の襖絵などすごい浮世絵を見せてもらいました。

今回の特別展は曽我䔥白の作品が多く、期待した浮世絵は残念ながらなし。

しかし「吉備大臣入唐絵巻」と「平治物語絵巻」を見ることが出来たのは収穫。

惜しいものを流失させてしまいました。

ところで気になったのは仏画の証明が暗かったこと。

確かに本来照明の乏しい処に置かれていたものですが、同時にそれを前提として金や朱あるいは青丹などがきらびやかに光を放っていたはず。

その意味では元の色を知るために照明はもっと明るくしてほしかった。

それともう一つ知りたくなったのはフェノロサやピゲローたちの収集の経路や価格など。

その事を通して、国民的財産の保存を考える参考になると思うからです。

もう一つの国立科学博物館の「インカ帝国展」は混んでいました。
と言うより展示スペースが狭くゆっくり見る事が難しかったですね。

展示設計としては失敗だと思いました。

一方インカ帝国の経済を支えていたのは鉱物資源であったことが納得できました。

両方を見終えて昼過ぎになったので、いつもの上野駅正面口を出て左~左にある中華「龍門」へ。

餃子で生を2杯いただいた後、近くの人が味噌ラーメンをうまそうに啜っているのを見て注文。

お決まりのコースというのも落ち着けるものです。

追記:99年当時は海外でインターネットに接続するのは、AOLのローミングサービスでした。
隔世の感があります。