その意味は、人間は金銭や名誉、または利害や打算で行動するのではなく、自分を理解し大切にしてくれる相手の心意気に感動して動き、そして仕事をするということです。
その通りだと思います。人間とは鏡のようなもので、会社や上司や先輩に大切にされたのなら、その気持ちに応えたい、報いたいと思うものです。
今日の朝一番の患者さんからいい話を聞きました。誰もが知っているラーメン屋の日高屋の創業者は非常に貧乏な子供時代を過ごされたようです。その後いくつかの職を転々とし、あるラーメン屋で出前の配達をした時に『ありがとう』という言葉と共にお金を受け取ったことに感動し、自分もラーメン屋を始めることにしました。長い年月をかけて今のように年商数百億円を売り上げ、関東の人であれば誰もが知り、どこでも見かけるまでになったというのです。
日高屋といえば消費税が8%になった時も値段は据え置きにされた良心的なラーメン屋ですが、この決断は創業者の幼い頃の苦労があったからこそなのかもしれません。
とにかく【安い金額でお腹いっぱいになってもらいたい】という企業理念があるようです。これも幼い頃の自分の経験からしたものでしょう。
そして従業員を非常に大切にするらしく、頑張っている人には給料や役職で正当に評価を行い、パーティーを開いて楽しんでもらうのだとか。更に驚くべきは普通ここまでの企業に成長させたトップともなれば、メルセデスやレクサスなどの最高グレードの高級車に運転手をつけて、移動はもっぱら車となるのが普通ですが、『そんなもんにお金を使うなら皆の給料に分配する』ということで、大分ご高齢になった今でもまさかの電車が移動手段だというのです。政治家などは自分らの給料の出処は国民の税金であるのにも関わらず一般庶民とは隔絶した無駄に高い額に設定し、恥も知らずに運転手つきの高級車で移動しているというのにですよ?あまつさえ、この前の号泣議員も不正請求が明らかになりましたし、さすがに腐っているとしか言いようがありません。まぁ氷山の一角でしょうけど。
それに対し、自分が創業した企業が成功し、そのお金で車と運転手を雇ったところで文句など誰も言いません。それなのにこの心意気!!
これは正に人生意気に感ずでこの人のためにも頑張ろう!!と思うはずです。お世辞にも『美味い!』と感動まではできない無難なラーメンを提供する日高屋が、ここまで繁栄したのは正にこの創業者だったからこそ下の人達も頑張ったのでしょう。
人間には心があるわけですから、目上の人に大切にされたり、恩を受けたり、生き様に尊敬の念をもてば、応えたいと思うものです。
僕の人生を振り返ってもそうです。
企業でも、そしてこの日本というスケールで考えても、行く末を舵取りするトップに立つ人々は日高屋から学ぶべきです。トップが尊敬に値する生き方をするなら、率先して苦労を背負おうとするなら、社員でも国民でも黙っていたって懸命に協力するものです。旨味を上層部だけが占めて、苦労や辛苦を下に押し付けてばかりいるようでは某牛丼屋のように栄枯盛衰は必至です。
日高屋、これから週一で利用しようと思います!!