僕は今まで映画より圧倒的に小説の方が好きでした。しかし世の中には、僕が小説を好きなように、映画が本当に大好きな方々もいらっしゃいます。だから『映画には必ず何かがある!』と思い、名作と評価の高い作品もいくつか観てみましたが、なかなか僕の芯を撃ち抜いてくれるような作品には出合えませんでした。
泣けたり、感動したり、興奮したり、圧倒されたり、純粋に面白かったりする作品はたくさんあるんです。しかしそういったことだけではない何かがある映画を挙げるなら唯一【チャンプ】です。
そしてついにまたその何かがある名作に出合えました!それがこの【ニュー・シネマ・パラダイス】です。先ほど33歳になって初めて観たと言いましたが、これは若い時に観てもこの映画の素晴らしさをここまで感じることはできなかったと思います。(というわけで若い頃に観なくて本当に良かった・・・)
30年以上も生きてくれば様々な経験をしてきます。それは愛、憎しみ、出逢い、別れ、再会、恋愛、失恋、喜び、悲しみ、裏切り、絆、達成、挫折、、、言葉では挙げきれないほど沢山の経験や想いを経ていくのが人生です。こうした経験というのは人生の財産であると同時に、こればかりはある程度の年月を生きなければ体験できないものです。
だからこそ、(33なんて言えばまだ若造かもしれませんが)そこそこの人生経験をしてきた僕はこの映画の素晴らしさがわかり、魅了されたのだと思います。ただ泣けるとか、感動するというだけでないものがこの映画にはあります。ラストへ向けてすべてがつながっていく大きな愛、もうね、なんていうか魂が震えましたよ。揺さぶられたというべきかな。完全に芯を撃ち抜かれました。感動にもいろいろありますが、こういう類の感動を与えてくれるものはそうそうありません。
果たしてこの先これほどの映画に出合えることはあるのだろうか・・・それくらいの名作でした。
ちなみにあまりに素晴らしかったので自称映画好きの嫁さんをしつこく説得して観てもらうと・・・期待以上の感想と言葉にかなり感動しました!姉さん女房ですからさすが僕より少し長く生きているだけあって、僕以上にこの映画の素晴らしさを感じていたように思います。
ニュー・シネマ・パラダイス、是非観てみてください。僕はこれからも10年に一度くらいのスパンで、人生を通して繰り返し観ていこうと思います。
