セラピストの役割とは?クライエントに答えを与えなくていい理由 | 囚われの人生からの脱出!もっと自由に生きる心理学〜命のちから心理セラピー講座〜インナーチャイルドセラピー

囚われの人生からの脱出!もっと自由に生きる心理学〜命のちから心理セラピー講座〜インナーチャイルドセラピー

東京池袋の隠れ家的一軒家セラピールーム。公認心理師常駐。インナーチャイルドカードを使って心と対話をする技術を教える活動を通じて、多くの人が幼少期の体験の影響を無自覚に今も受けていると知りました。。それに気づいてもっと自由に生きられるようサポートしています。

「正しく導かなきゃ」と思うほど、

セッションはうまくいかない?

 

 

「セラピストなんだから、ちゃんと答えを出さなきゃ」

「クライエントを正しい方向に導かなきゃ」

「何か役に立つことを言わなきゃ」

 

もしセッション中、

こんなふうに焦っているとしたら。

 

 

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実はその一生懸命さが、かえってセラピーを難しくしているかもしれません。

 

 

なぜなら、セラピストの役割は、

クライエントを「正しい方向へ導くこと」ではないからです。

 

 

ここを勘違いしたままだと、

頑張れば頑張るほど肩に力が入り、

 

「何を言えばいい?」

「この答えで合ってる?」

と、自分のことで頭がいっぱいになってしまいます。

 

 

では、セラピストは何をすればいいのでしょうか。

 

グラスを持つ手と飲み物

 

なぜ初心者ほど「正しく導かなきゃ」と思うのか

 

 

これには、ちゃんと理由があります。

 

たとえばクライエントから、

「先生、私はどうしたらいいですか?」

と聞かれたとします。

 

 

困って相談に来ているのですから、

答えを求めるのは自然なことです。

 

 

そして聞かれた側も、

「何か答えなきゃ」

と思いますよね。

 

 

さらに、

「専門家なのだから、正しい知識を伝えなければ」

「せっかく来てくれたのだから、役に立たなければ」

という気持ちも出てきます。

 

 

ここまでは、とても自然です。

 

 

ただ、この「役に立たなければ」が強くなりすぎると、

役に立てない自分には価値がない

という不安にすり替わることがあります。

 

 

すると、クライエントのために何かをしているつもりが、

いつの間にか、

「自分がちゃんとしたセラピストだと思われたい」

という焦りに変わってしまうのです。

 

 

 

「どうしたらいいですか?」にすぐ答えなくていい

 

 

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ここは初心者セラピストさんに、ぜひ知っておいてほしいところです。

 

 

クライエントが、

「どうしたらいいですか?」

と聞いたからといって、

 

「こうしたらいいですよ」

と答えなければならないわけではありません。

 

 

もちろん、

心理の専門家として伝えられる知識はあります。

 

 

心の仕組みを説明したり、

必要なワークを提案したり、

気づきを促す質問をしたりすることはできます。

 

 

でも、

「仕事を辞めるべきです」

「離婚した方がいいです」

「あなたはこう生きるべきです」

と、その人の人生の答えまで決めることはできません。

 

 

なぜなら、

その人がどう生きたいかという答えは、

その人の中にしかないからです。

 

ハート型グミ3つと背景

 

セラピストは「導く人」ではなく「一緒に探す人」

 

 

 

セラピストというと、前を歩いて、

「こちらですよ」

と正しい道へ案内する人のように感じるかもしれません。

 

 

でも実際は、少し違います。

 

 

 

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イメージとしては、横に並んで一緒に歩く人です。

 

 

 

「あなたは、本当はどうしたいですか?」

「何が一番引っかかっていますか?」

「その気持ちを、もう少し感じてみるとどうでしょう?」

 

そんな問いかけや働きかけを通して、

 

クライエント自身が、

「ああ、私は本当はこうしたかったんだ」

と、自分の答えに気づいていく。

 

 

そのプロセスを支えるのが、

セラピストの役割です。

 

 

答えを与えすぎると、逆にクライエントの力を奪うこともある

 

 

 

悩んでいる時、

人は専門家の言葉を強く受け取ります。

 

 

そこで毎回、

「こうした方がいいですよ」

と答えを渡していると、

 

 

クライエントは自分で考えるより、

「先生が言うなら、そうしよう」

となってしまうことがあります。

 

 

一見、うまくいっているように見えます。

 

 

でも、それではクライエント自身が、

自分の気持ちに気づく力。

自分で選ぶ力。

自分の人生を引き受ける力。

 

そうしたものが育ちにくくなります。

 

 

セラピーは、セラピストに答えをもらう場所ではありません。

 

自分の答えを、自分で見つけていく場所です。

 

針と糸で描いたハートと心

 

 

「正しく導かなきゃ」から抜ける3つのヒント

 

 

では、実際のセッションではどうしたらいいのでしょうか。

 

 

クローバーまずひとつめは、

クライエント自身の意思を確認することです。

 

 

「今日、この時間が終わる頃に、どうなっていたらいいですか?」

「最終的には、どんなふうになりたいと思っていますか?」

 

こうした問いかけをすることで、

「セラピストが何とかしてあげる時間」から、

「クライエント自身が自分の人生を考える時間」

へと変わっていきます。

 

 

クローバーふたつめは、沈黙を怖がらないこと。

 

 

沈黙になると、

「何か言わなきゃ」

と焦るかもしれません。

 

でも、沈黙している時間にこそ、

クライエントは自分の感情を感じたり、

心の奥から何かに気づいたりしています。

 

 

すぐに答えを出さずに待つことも、

立派な支援です。

 

 

クローバーそして三つめ。

これが一番大切です。

 

 

「答えはクライエントの中にある」と信頼すること。

 

  • その人がどう生きるのか
  • 何を選ぶのか
  • 本当は何を望んでいるのか

 

 

その答えを、

セラピストが先回りして知ることはできません。

 

 

だからこそ、

「私が正しい答えを出さなきゃ」

ではなく、

 

「この人なら、自分の答えにたどり着ける」

と信頼して、一緒にそこを探していく。

 

 

それがセラピストの仕事です。

 

 

スマイリー風船と悲しい風船の束

 

 

「正しく導かなきゃ」と肩に力が入っていたなら、

少しだけその力を抜いてみてください。

 

 

セラピストとして求められているのは、

正解を言い当てることではありません。

 

 

クライエントが自分の力で答えを見つけていけるように、

そのプロセスを支えること。

 

 

そのスタンスが身についてくると、

セッション中の焦りも、少しずつ変わっていきます。

 

 

クローバーこうしたセラピストとしての基本のスタンスを、

これから少しずつ身につけていきたい方へ。

 

 

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