「私は傷つきやすい性格だから、もう変わらない」
カウンセリングやセラピーの中で、
こうした言葉を聞くことがあります。
人の言葉に傷つきやすい。
ちょっとした態度が気になる。
相手の機嫌が悪いと、
自分が何かしたのではないかと思ってしまう。
そんなことが長く続いていると、
「これは生まれつきの性格だから仕方ない」
と思ってしまうのも無理はありません。
特に子どもの頃から傷つきやすかった自覚がある人ほど、
「今さら変わるとは思えない」
と感じやすいかもしれません。
けれど私は、
傷つきやすさ=生まれつきで変わらないもの
とは限らないと考えています。
もちろん、
生まれ持った感受性の違いはあります。
繊細さや感じ取りやすさに個人差があるのも事実です。
ですが、
対人関係の中で強く傷ついてしまう反応は、
後から身についた心のパターンであることも多いのです。
たとえば、
人から言われた言葉をそのまま受け取ってしまう人がいます。
「あなたには無理」
「そんなことできるわけない」
そんな言葉を言われた時に、
自分の中でもどこかで同じように思っていると、
その言葉がストンと入ってきてしまいます。
本当は挑戦したい。
でも自分でも「私には無理かもしれない」と思っている。
そんな時に外側から同じ言葉を投げられると、
「やっぱりそうなんだ」
と深く傷ついてしまうのです。
つまり、人の言葉に傷ついたように見えて、
実は自分が自分に向けていた批判が反応していることがあります。
傷つきやすい人の特徴のひとつに、
自己批判が強いということがあります。
もうひとつ多いのは、
相手の言葉や態度の原因をすぐ自分の中に探してしまうことです。
誰かが不機嫌そうにしていると、
「私が何かしたのかな」
と思ってしまう。
突然きつい言葉を言われると、
「きっと私が悪かったんだ」
と考えてしまう。
相手には相手の事情があります。
相手の課題があります。
それなのに、
いつも自分の中に原因を探してしまうと、
人との関わりのたびに傷つきやすくなってしまいます。
こうした反応は
幼少期の親子関係の中で身につくこともあります。
- 親の顔色を見て育った
- 親の機嫌を伺う必要があった
- 安心して自分の気持ちを出せなかった
そうした経験があると、大人になってからも
人の表情や態度に敏感になり、
無意識に「自分が悪いのでは」と考えてしまうことがあります。
でもこれは性格ではなく
反応パターンです。
傷つきやすさを
「私はこういう性格だから」
と決めつけてしまうと、
人との関わりを避けるしかなくなってしまいます。
でも本当は
もっと楽に人と関われる可能性があります。
人の言葉をすべて受け取らなくていい。
相手の態度の責任を、全部自分で背負わなくていい。
そう知るだけでも
心は少し自由になります。
傷つきやすさは
あなたの弱さではありません。
そして、変えられない運命でもありません。
自分の心の反応を知ることで、
人との関係は少しずつ楽になっていきます。
「どうしてこんなに傷ついてしまうのか分からない」
「頭では理解しても、同じ反応を繰り返してしまう」
そんな状態にあるとしたら。
それはあなたの性格ではなく、
これまでの経験の中で身についた
“心の反応パターン”かもしれません。
そしてそのパターンは、
一人で考えているだけでは気づきにくく、
変えていくことが難しいものでもあります。
もし変わりたいと感じているなら、
一度、自分の内側を丁寧に見ていく時間を取ってみませんか。
個人セッションでは、
一人おひとりに合わせて進めていきながら、
思考や感情の奥にある本当の想いに気づき、
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そう感じている方は、ご相談くださいね。
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