こんにちは、公認心理師・命のちから心理セラピー®講座主宰ふるたてひろこです。
桜吹雪が舞い始めましたね。
今年の桜は満開後にお天気に恵まれずでしたが、それでも毎日のように思う存分お花見が出来て私は満足です。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
昨日でパソコン訓練を卒業しました。
パソコン画面が見えなくなってからはもう4年くらいは経つでしょうか。
その後はスマホをまつ毛に触れるくらい近づけてみて、メールや調べものやSNSをやっていました。
しかしそれもそろそろ限界!?
と思ったのが一昨年の夏。
そこで思ったのが
「全く見えない人はどうやっているんだろう?」
でした。
調べて辿り着いたのが、音声でパソコンやスマホを操作する技術を訓練してくれる支援。
混んでいるとのことで三か月ほど待って始めたのが一昨年12月。
ちょうど左目の手術を終えた時期。
そこから昨日まで、1年4か月、毎週1回ほぼ休みなく通いました。
訓練を始める前は、実は数回習ったら出来るんじゃないかと思っていました。
でもそれは大間違い。
元々IT業だった私は、ITの新しいスキルを習得することに比較的慣れていたので
その感覚でいたわけです。
でも今までそのほとんどを目でやっていたことを、耳だけでやるというのは、まったく異なる作業でした。
だから訓練が始まったとき、
正直途方に暮れた感じはありました。
「これって、いつかできるようになるんだろうか・・・?」
みたいな感じ。
指導してくれたのは、全盲だという女性の先生。
なかなかサクサク出来ない私に根気強くお付き合いくださいました。
見ないでパソコンやスマホを使うには、
スクリーンリーダーで画面上のすべての文字を読ませるわけですが、
やはりたまにどうしても呼んでくれない不具合などはあるのです。
そういうとき、私はすぐに途方に暮れていたのですが、
その時先生がおっしゃった言葉にはっとさせられました。
その言葉とは
「信じましょう!」
でした。
どういうことかというと、
通常はある捜査をした後に結果を読み上げてもらって、耳で聞いて
ちゃんとできたかどうかを確認するのですが、不具合で読んでくれないと、
ちゃんと意図通りにできたかどうか確認がとれないわけです。
私はそこですぐに「どうしよう・・・」と止まっていたのですが、
先生は
「やるべき手順は踏んだので、あとは出来ていると信じて先に進みましょう」
ということをおっしゃっていたのです。
はっとさせられましたね。
これってわりといろんな場面で起きてることなんじゃないか?
と思いました。
つまり、「これでいいか確かめないと先に進めない」みたいな感じで
止まってしまうこと、です。
そりゃ簡単に確かめる方法があるなら確かめればいいのですが、
確かめられないこともあります。
そういう時に、止まってしまうのは、安心感がたりないからだな、と。
でも不安なままでも進んだ方がいい時はある。
これって勇気だな。
私は先生の「信じましょう!」からそんな勇気を学んだ気がしています。
もちろん、先生はそんなことを教えたつもりは全くないのだと知っていますが(笑)
でも私は、そんなはっとすることがいくつもありました。
世界が広がった1年4か月でした。
訓練では、パソコンの基本操作に加えてワード、パワポ、エクセルなどの基本操作も
教わり、一度は投げ出したパソコンが再び自分で扱えるようになりました。
スマホも目を使わずに使えるようになって、疲れ目知らずです。
習っても習っても完全に身についたとはいいがたく、正直卒業には不安も付きまといます。
でも、訓練を始める前の私と違うのが、
また困ったことが起きたら、きっとまた何かしらの対処法があって、
そのために必要な支援が受けられるだろう
と思えることです。
これって前者は「希望」で、後者は「安心感」
ですね。
心の中に希望と安心感が持てているから、
きっとまだわからないことは出てくるだろうけれど、
物理的な訓練の場を手放してもよいと思えるようになり、
卒業を決めました。
先生に教わったことで、私の生活の質は劇的に向上しました。
感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
偶然ですが私の卒業と時期を同じくして、先生は人生の新しいステージのために
新しい土地にお引越しされるそうです。
「また歩行訓練からやり直しです。私は果たしてスーパーに行けるようになるのでしょうか?」と笑う先生は、
きっとそのいつもの勇気で(先生にとっては当たり前の)また自由自在に適応してゆかれることでしょう。
新天地でのお幸せを心からお祈りしています。
最後までお読みくださってありがとうございました。
7期命のちから心理セラピー®️講座はおかげさまで満席となりました。
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