いいカードとか悪いカードとか分けたくなる心理 | 囚われの人生からの脱出!もっと自由に生きる心理学〜命のちから心理セラピー講座〜インナーチャイルドセラピー

囚われの人生からの脱出!もっと自由に生きる心理学〜命のちから心理セラピー講座〜インナーチャイルドセラピー

東京池袋の隠れ家的一軒家セラピールーム。公認心理師常駐。インナーチャイルドカードを使って心と対話をする技術を教える活動を通じて、多くの人が幼少期の体験の影響を無自覚に今も受けていると知りました。。それに気づいてもっと自由に生きられるようサポートしています。

 

 
インナーチャイルドカードセラピスト養成講座を始めて10年以上になりますが、
最初から今に至るまで徹頭徹尾言い続けていることがあります。
 
それは・・・

 

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「いいカード、悪いカードという区別をやめましょう」
ということ。

 

これは「カードセラピストになろう」という方には

必ず伝えたいことです。

 
 
 
クライアントさんの中には、
カードを引くそばから
「これはいいカードですか?悪いカードですか?」
と聞きたがる方がいらっしゃいます。
 
これは珍しいことではありません。
 
程度の差こそあれ、人間の中には
「これは良い」「これは悪い」と2つに分けたい気持ちがあります。
 
分けた方が気持ちが
ハッキリ、スッキリする。
 
逆に言えば、分けないということは
ハッキリしないしスッキリしない。
 
どっちつかずで曖昧なのは、不安なのです。
 
そう、白か黒か、敵か味方か
いいか悪いかはっきり分けたいというのは、
「不安に耐えられない」
心の表れであったりもします。
 
「いいカード」「悪いカード」と
分けてしまいたい気持ちの奥には
そんな心理もあるのだと思います。
 
 
 
だからある意味
クライアントさんが
「これはいいカードですか?」
「これは悪いカードですか?」と尋ねたくなるのは
それはそれで無理からぬことなのだと思います。
 
 
悩みを抱える心の中には
多かれ少なかれ不安があるものです。
だから、それはそれでいい。
 

 

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でもね。
セラピストになろうといういう人は、
この「不安に耐えられる」心持ちを養ってほしいと思うのです。

 

 

「いいカード」「悪いカード」と分けたくなる時は
必ず、人生に起こる出来事をも
「いい事」「悪い事」に分けています。
 
 
人生の出来事を
今の自分のものの見方で
「良い」と「悪い」の2つに分け
「悪い」を怖れ忌み嫌い
ただ闇雲に避けようとする時
 
私たちは人生の半分の体験を失い
そこから受け取れる何かを見落としてしまいます。
 
 
 
 
実はその見落としている半分を見つけ出したとき
その人の人生は豊かになるのであり、
セラピストはその手伝いをする役割を持っていると私は思っているわけですが、
 
そのためには自らがその視点を持ち合わせていなければ、不可能だと思うのです。
 
 
だから私の講座では
もし今あなたがまだ、
「いいカード」「悪いカード」
と分けてしまっていたとしても
 
まずは
「今は自分はいいと悪いに分けたいんだな」と気づき、
 
 
だんだんと
「いいも悪いもなく」というところに
身をおいていられることを目指しませんか?
とお伝えしています。
 
 
そしてクライアントさんに
「これはいいカードですか?悪いカードですか?」
と聞かれた時には、
 
 
そう分けたくなる気持ちに寄り添いながらも
「よいカードとか悪いカードとかはないんですよ」
と答えられるようになることを目指します。
 
 
あ、だから、間違っても、
聞かれてもいないのに自分から
「これはすごくいいカードですよ〜」
とか言わないでね(笑)
と付け加えているわけです。
 
 
そう言ってクライアントさんを安心させてあげたい気持ちは、わからないわけではありませんが、
それは不安の裏返しに過ぎず、
「良い悪い」の二分化から抜け出すことは出来ないのです。
 
 

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