ヒメギフチョウは2週間程前にすべての蛹化が完了していたが、本日ギフチョウも゙すべて蛹になった。

まずはヒメギフチョウ。



こちらの希望通り、ジフィーポットに付いて蛹になってくれたのは、合計8個のみ。大半はペットシーツと容器の間の隙間などに入り込んで蛹になった。まあ、これはこれで仕方がない。

次は富士川流域の゙ギフチョウ。



こちらは3分の2程がジフィーポットに付いてくれた。
別にギフチョウだから、ヒメギフチョウだからと言うことではなく、たまたまである。あえて言えばギフチョウもヒメギフチョウも集合性が強く、1頭がある場所で蛹になるとその近くにいくつもの個体が付いてまとまって蛹になることが多い。そういう集団が、今回はヒメギフチョウではジフィーポットの゙外、富士川の゙ギフチョウではジフィーポットの中にできたと言うだけのことである。
最後が丹沢の゙ギフチョウ。こちらは8割方ジフィーポットに付いてくれた、




この後、ペットシーツを゙尿とりパッドに取り換え、11月末まで下の形で保存する。時折開けて、乾燥していないか、カビが生えていないか、などをチェックする。




この尿とりパッド、大量の水分を゙吸ってくれるため、容器内の゙湿度を高めに保つ上ではスグレモノなのだが、欲を言えば、水を吸っている時と乾燥した時で色が変わるようになってくれたら大変有り難い。ただ、明らかに本来の用途とは異なるため、「お客様相談室」などに要望を出す訳には行かないとは思う。

さて、本年は4月から予定していたミヤマカラスアゲハの゙飼育ができなかったため、ギフチョウ類の゙飼育経過について詳しく書いた。ギフチョウ類の飼育は毎年やっているため、たまには羽化した時などに触れることはあるとは思うが、今後このように詳しくブログで触れることはないのではないかと思う。そういう意味で、次回から3回ほど、初めて累代飼育する方などを対象とした概説の゙ような記事を゙書き、ギフチョウの゙幼虫飼育に関する話題を終わろうと思う。