本日の天気予報は晴れ。やはり最後の切り札、屋久島南部線林道に入るしかないだろう。林道から麓のバス道路に下る枝道も各所にあるため、早めに切り上げることも、一日ここで粘ることも可能である。

宿を8時半過ぎのバスで出発し、黒崎に9時半近くに到着。ここから林道を登り、小島方面に向かって歩く。

この林道は、縄文杉、白谷雲水峡に次ぐ観光資源として、西部林道との接続を目指して建設されたようで、途中の景色は素晴らしい。そして、林道の周囲にはカラズザンショウ、ハマセンダンもかなり見られる。勿論ミヤマカラスアゲハ採集のためのキラーアプリケーションと言うべきクサギの木も多い。しかし、言うまでもなく、クサギの花期は主に8月中。夏の採集ポイントとしては絶好なのだが、今日はカラズザンショウやハマセンダンに産卵に飛来した雌の姿はない。最も環境の良い城下までの区間でこの林道を諦め、麓に向かった。


ミヤマカラスアゲハのいない農道に向かう。ここも予想通り成果がなかったので、最後に過去に目撃、採集実績のある空港西側の林に入ったが同じことであった。