8月2日

今日日中にやはり雌が2頭羽化していた。そこは予想通りなのだが、残念ながら雄が1頭死亡していた。この雄は、まだ羽化日を含めて3日目であり、普通は死亡する日数ではない。餌飲みは良く、今朝まで元気で、死ぬ気配はなかった。


昨日交尾拒否された雄であり、この雄が入っていた容器の中で、今日雌が1頭羽化していた。この雌と交尾したかどうかは分からないが、仮に日中見ていない間に交尾していたとしたら、「羽化日を含め、3日間で2回交尾したとすれば、それは死ぬよな」と言う気もしなくはない。そうなのだろうか?


雄は1頭だけになり、交尾の有無は不明な雌が2頭残った。この雄に餌を与えた後、同じ容器に入れてあった雌の近くに止まらせようとしたところ、雌は驚いたように飛び去った。雌が交尾拒否行動をするかどうかが見たかったのだが、これでは分からない。


何にせよ、2つの容器に分けて置く意味は、もうなくなった。これら3頭を1つの容器にまとめた。


死んだ雄と一緒に入れてあった雌の餌飲みは非常に良かったが、生きている雄と一緒に入れてあった雌は全く飲まず、口吻を伸ばしてもすぐに丸めてしまうため、結局断念した。羽化直後の個体の餌飲みが悪いのは普通であるが、朝見た蛹の感じからは後者の方が羽化は早かったはずなので、これも不思議ではある。


雰囲気としては、死んだ雄と一緒に入れてあった雌は交尾を済ませており、生きている雄と一緒に入れてあった雌は交尾していない感じがする。


実際の所、3頭の雌全部が交尾を済ませている必要はなく、どれか1頭が交尾済みで、産卵してくれればそれで十分なのだが、まだ今朝からギョボクの袋に入れた雌は産卵していない。しかし、夕方小刻みに翅を震わせる動作はしていた。


焦りは禁物。この雌はまだ羽化から3日しか経っていない。関東は明日が暑さの山場、明後日以降は少し暑さが和らぐと言う予想である。とにかく明日死なずにいてくれること、それが第一だ。