南島旅行の最終日、クイーズタウン空港に向かうため、朝5時にペンギンを観たオアマルを出発して、クイーズタウンへ。

道中の朝日がなんとも言えない綺麗さでした。

この12日間の南島での間、たくさんの新しい出会いと、懐かしい再会と、そして新しい景色を見てきました。

人は旅なんかして、何か変わるのか?
と言われれば、何も変わらないのもしれませんが、
僕の中では、今回たくさんの気づきと感謝と、今後のワーホリのあり方、今後の人生の生き方、人間としてのあり方を自分なりに学べた気がします。

①世界は広いということ。
たかがニュージーランド。されどニュージーランド。
8年前にNZは旅行をしたので、今回のワーホリは旅行はいいかな…なんて思っていましたが、僕の知らない世界はたくさんあるということに改めて気付かされました。

分かっているつもりで、何も知らない、ということがどれだけ勿体ないというか、、
まだまだ自分には、見たいと思う景色があって、まだ見ぬ景色にワクワクしている自分がいることにも気づきました。

そう。元々コロナ禍前は、教員を辞めた直後に世界一周をする予定でした。

まだ見ぬ世界を見てみたい。
自分も知らない世界を、この目で見て、足を踏み入れたい。
その地で生きている人がどんな人なのか、その地を訪れている人はどんな人なのか、会ってみたい、感じてみたい。

そんなことを思っていました。
いつしか、出稼ぎワーホリという名の下、何となく労働しながら生活をしていましたが、、
旅への熱は冷めたと思っていましたが、
まだまだ僕は旅がしたい!
世界を見てみたい!
そう気づかせてくれました。

②人の数だけワーホリの形がある
そして、人によって優先するものは違う

今回の旅行で再会した一人は、羊の仕事がしたくてNZワーホリへ。そして、十分満足して、今は新しいローカルの仕事へ。完全なローカル環境。

そういえば、このNZワーホリ、ワーホリ勢には出会ってきたけど、ローカルな環境で生活してないな。
っていうかしてみたいって思いました。

再会した次の二人は、ニュージーランド中を車で回りながらファームジョブをしている二人。

南島のほとんどの場所で仕事をした経験があり、いい経験もあれば、悪い経験もあったけど、どれも人生の経験、と話してくれました。

自分はニュージーランド、そんなに回ってないし、回ってみたい、もっといろんな経験をしたい、どんな経験だって、自分の人生の経験になるんだから、もっと飛び込んでみようって思いました。

再会した最後の一人は、ひたすらワーホリビザでNZを観光している人。

彼いわく、働く時間はないらしく、5ヶ月で回りたい所を全部回るそう。

働いてお金を得るのは帰国してからでもできるとのこと。

その話を聞いて、思ったこと。

ああ、時間は限られている。
自分にとってNZでやりたいことは、労働なのか、旅なのか、それとも他の何かなのか。

壷の話を思い出しました。
壷を石でいっぱいにしても、砂が入り、
壷を砂でいっぱいにしても、水が入る。

でも、壷を最初に水でいっぱいにしたら、
もう砂も石を入らない、、と。

今の自分のワーホリの壷は労働とお金のことでいっぱいになってやしないか。
もっと大切な他のものが入らなくなっていないか。
そんなことを考えさせられました。

③大切なものは目に見えない。
旅の後で見えたものは?

この旅が始まる飛行機の中で、星の王子さまを読みました。

王子さまは、星々への旅を通して、自分の星にいるバラが大切なものだと気づきました。

地球できつねとの出会った後で、麦の見え方、星空の見え方、きつねがそこにいなくても、出会うことで、出会った後で心の目で見ることで、見え方が変わることを知りました。

僕にとって、今回の南島旅行で、もっともっとNZ生活を味わいたい、もっともっとNZで出会った人と関わりたい、もっとNZのことを知りたい、もっとNZでチャレンジしたい。そう思いました。

南島旅行を終えた今、あるローカルの仕事に就くために動いています。

もっと旅をするために、車を買うために動いています。

もっとNZを体験しようと、バレンタインにチョコレートをあげてみたり、ローカルのイベントに顔を出してみたり、今まで以上に人に話しかけるようにしたり、しています。

12日ぶりに戻ってきた北島ヘイスティングスですが、僕から見る景色、日常は少しだけ違って見えます。

もっと味わおう、もっと楽しもう、もっとチャレンジしよう。

僕のNZワーホリは今日でちょうど残り4か月。

笑っても泣いてもあと4か月。

その4か月間、僕なりにいっぱいNZを味わって、一つ一つの出会いを大切にして、まだ見ぬいろんな景色を見て、ちょっと背伸びした仕事へのアプライにチャレンジし続けようと思います。

それが、今回の12日間の南島旅行に行った証なのだと思います。