シネマテーク・フランセーズ通い、

” Le vieux fusil ” : 『追想』を観る。

 

 

                               (2022.07.16)

 

こんなFBの告知を見て、

ロミー・シュナイダー見たさに、

シネマテーク・フランセーズに馳せ参じました🤣

 

 

どんな映画か?は例によって、

allociné から😭

 

 

🍒🍒🍒

 

FILM

1 résultat trouvé dans les titres de films

Le vieux fusil

Le vieux fusil

1 août 1975 /

De Robert Enrico

Avec Philippe NoiretRomy SchneiderJean Bouise

 

Montauban, 1944. Le chirurgien Julien Dandieu y mène une vie paisible avec sa femme, Clara, et leur fille Florence. Cependant, l’invasion allemande ne peut le laisser indifférent : préférant les savoir éloignées de cette guerre, Julien demande à son ami François de les conduire à la campagne.

 

 

自動翻訳😂

 

題名 旧型ライフル

 

監督 ロベール・アンリコ

出演 フィリップ・ノワレ、ロミイー・シュナイダー、ジャン・ブィーズ

 

1944年、モントーバン。外科医のジュリアン・ダンデューは、妻のクララと娘のフローレンスと平穏な生活を送っていた。しかし、ドイツの侵攻に無関心ではいられない。ジュリアンは、この戦争から彼らを遠ざけようと、友人のフランソワに頼んで、彼らを田舎に連れて行ってもらうことにした。

 

🍒🍒🍒

 

 

😭😭😭

1975年製作の映画だもんなぁ、

allociné には上記しかない😂

 

fusil を辞書で引いてみると、

銃、小銃、鉄砲

射撃手、射手、砲手、

 

vieux

年上の、年長の

古い、昔の、古びた、使い古した

古くからの、昔からの、長い間使っている、老練な

 

とある。

「旧型ライフル」じゃ、西部劇風だものね。

『追想』って、日本語題名、なかなかいいんじゃない😘

 

どうしてかっていうのは、

日本語のネットを漁ってみた。

 

 

 

🌸🌸🌸

 

                    追想

 

 

🌸 解説

「冒険者たち」の名匠ロベール・アンリコが、「地下鉄のザジ」のフィリップ・ノワレと「離愁」のロミー・シュナイダーを主演に迎え、愛する家族をドイツ兵に殺された男の壮絶な戦いを描いた復讐劇。1944年、ナチスドイツ占領下にあるフランスの小都市モントーバン。フランス人外科医のジュリアンは、田舎に疎開させていた妻クララと娘フロランスをドイツ兵たちに惨殺されてしまう。ジュリアンは憎きドイツ兵たちに復讐するべく立ち上がり、古いショットガン1つでドイツ兵たちを殺害していく。そんな彼の脳裏に、家族と過ごした幸せな日々の記憶が次々とよみがえり……。日本では1976年に劇場公開。2017年9月、デジタルリマスター版で新宿シネマカリテほかにて39年ぶりにリバイバル公開。

1975年製作/102分/フランス
原題:Le vieux fusil
配給:コピアポア・フィルム
日本初公開:1976年3月13日

 

 

 

              追想 (1975年)

 

🌸 あらすじ
『冒険者たち』(67)の名匠ロベール・アンリコ監督の傑作中の傑作!!妻と娘を惨殺された男の、狂えるナチの暴虐への凄絶な復讐!!怒りの火炎放射器が炸裂する、史上最高の復讐映画!!

★1976年セザール賞3部門受賞<最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀音楽賞>1944年、第二次大戦下のフランスで外科医として黙々と働く男。戦火の拡大にともない愛する妻と娘を田舎へ疎開させるが、パルチザン狩りのドイツ軍小隊に娘は射殺、妻はレイプされ焼き殺されてしまう。溢れそうになる血の涙と鳴咽をかみ殺しながら、怒りに震える男は単身で反撃、ドイツ軍を一人づつ処刑していく・・・。この悲劇の実話を映画化したのは巨匠ロベール・アンリコ。当時低迷気味だったフランス映画界の復活作として絶賛され、『冒険者たち』(67)と並び、アンリコ監督の代表作となった傑作である。出演には当時人気絶頂期を迎えていた女優ロミー・シュナイダー、そしてフランス映画界の誇る名優フィリップ・ノワレ。近年のタランティーノ監督作『イングロリアス・バスターズ』(09)の元ネタでもある。
 

🌸🌸🌸

 

などがひっかかった。

 

 

 

驚いた事が四つある。

その1、 日本で、封切館で観ていた。

その2、『冒険者たち』と同じ監督だった事。

    『冒険者たち』は、

      好きな映画と問われたらフランス映画ではダントツ1番。

    『郷愁』も5本の指に入っていた。

     ・・・ 同じ監督とは知らなかった。やはり好みの傾向ってあるんだなぁ。

その3、映画のラスト近く、

    水攻めにされたドイツ兵が「助けて」と日本語で叫ぶシーンがある。

    第2次世界大戦ではドイツと日本は同盟国だったのだと、

    古傷をいきなり掴まれたような感覚がして、背筋がザワッとした。

その4、映画の舞台、モントーバンに2・3日、トゥルーズから通った事がある。

 

 

『冒険者たち』がNo.1で『追想』も大好きって、

人の好みってずれないんだなぁと思った。

なんで好きなのかなぁ?

どちらも壮烈な戦闘場面があるのだけれど、残酷さに説得力がある。

画面が美しい。

登場人物が人間として魅力的。

『追想』でいえば、主人公が幸福の絶頂の時、「急に彼女が自分の人生に飛び込んで来て、なんだかこの幸せが脆いような気がする」と友人に語る場面があるのだけれど、幸福の脆さは「冒険者たち」にも共通している。

脆さを知る人間は瞬時の美しさを知っていて、それを監督は登場人物を通して画面に映し出してくれる。

観る方は、

脆さと残酷さを知った人物に感情移入して復讐劇に手に汗して味方しているのかも。

役者も良いしね。

 

 

Le vieux fusil、『追想』、

第2次大戦末期、

ファーストシーンの、

家族3人が緑いっぱいの田舎道を自転車で近づいてくる長いシーンが印象的で、

ラストにまた、ジュリアンが幸福だった時代を追想するシーンとして、

その画像が流れる。

幸福感の象徴としてのそのシーンは、

長く、穏やかで美しい。

 

物語が始まってすぐの場面、、、

モントーバンの病院で、

外科医のジュリアンはレジスタンス運動家を治療に受け入れるのだけれど、

ドイツ兵のレジスタンス兵狩りは惨さを極める。

疲れ切ってゆく医師たち。

 

自宅シーンは品の良い豊かな暮らしが偲ばれて、

亡くなった父親は、

母親のセリフから地域の長(maire:市長、区(町・村)長)と分かる。

安全を願い、

母娘をその郷に送り届けるのは車を共有している仲の良い医師仲間。

 

5日間、音信不通を訝って母娘の疎開先、自分の郷を訪ねてみると、

教会には村人皆殺しの無残な痕が。。。

 

小高い丘の上に建つ自分の城に迷路を辿り密かに侵入すれば、

そこはドイツ兵に占領されていて、

娘の死体と焼き殺された妻の影。

 

教会に戻り、

教会内の像を破壊するほどの怒りを爆発させ、、、

教会の塔に隠してあった古い銃を手にする。

 

父親の狩りに同行し、銃の手ほどきをうける回想シーンが美しい。

 

城は育った家、自宅。

秘密の通路も知り尽くしている。

 

ドイツ兵に追われる過程でメガネを破損するが、

ドイツ兵の隙を狙い、自分の机から予備のメガネも補填できる。

 

一人ひとりとドイツ兵を殺害してゆく過程で、

妻との楽しかった日々が回想され、、、

 

とりわけ、

彼女との邂逅の場、

友人でもある医師仲間に紹介された時の、

ロミー・シュナイダー の美しさは際立っている。

 

・・・

とうとう

最後のひとりを火炎放射器(ジュリアンは妻をこれで殺された)っていうのかなぁ、

炎で焼き殺すヤツで殺害するシーンのジュリアンの顔は印象的。

 

城は炎に包まれ、

里に戻れば、

ノルマンディに連合軍が上陸をしたことを知らせに来たレジスタンスたちと、

彼を心配し迎えに来た友人医師が。

 

モントーバンに帰る車の中のジュリアンは復讐劇を成し遂げた人の顔ではない。

 

静かな顔に、

かつて家族でツーリングを楽しんだ風景が浮かんで来る。

 


印象的なシーンは沢山ある。

 

 

 

そして、

わぁい、

場面設定がモントーバン❣️

行ったことがあるよぉ。

 

トゥルーズから列車で30分くらいだったかなぁ。

地方都市には違いないのだけれど、

画家のアングルや彫刻家のブールデルを輩出している。

トゥルーズからパリへの交通要所だったのではないかと思われる地形で、古くはかなりの主要都市だったのではと思わせる雰囲気がある。

 

2004年(キャ、日付を確認してビックリ。そんな昔か❣️)に、

「女の権利宣言」を書いたオランプ・ド・グージュの生家を探しに行ったんだ😘

 

その時の写真を順不同で以下に。

 

                                                                                          (2004.03. 03 )

 

 

 

 

 

橋の建設年かな?

 

 

 

 

 

 

↑ お目当てのグージュの家は通り中程の右側。

 

 

 

 

旧市街地中心の劇場。

中も見学させてくれそうだったんだけれど、

だし物がないようだったので、諦めた。

 

 

 

 

 

 

↑ 旧市街地のメイン道路。

確か、「レボリューション(革命)通り」、じゃなかったかな?(うろ覚え😂)

フランス革命時には革命が熱狂的に支持され、

第2次世界大戦時にはレジスタンス運動が激しかった都市なのかも。

そういう意味で映画の場面設定を「モントーバン」に持って来たっていうのは、うがちすぎかなぁ?

 

あ、馬鹿だなぁ、

「悲劇の実話」だったんだね。

 

 

 

由緒正しい教会のようで、午後5時から1時間くらいしかドァが開かない。

運よくその時刻に行き当たり、

ドァ近くにいたシスターにお許しを得て入らせて頂き、

写真を1枚だけ焦って撮った。

ボケてる😂

 

 

なんだか、、、

 

観散らかしたり、

ただほっつき歩いていただけの時間が、

 

1本の映画で、

記憶が集約され、

飛び散っていた滴が一つの小さな泉になり、

忘れた頃に一つの物語を創りあげる。


「映画っていいなぁ」って誰の言葉だったっけ?

 

 

あはは、

やだなぁ、

なのに、

まだ監督の名前を覚えていない😂😅😭😘

 

 

 

 

📽🎥🎬🎦📹🏰🏯🔔⛪️🛕🍒🍰🍖🍢🍻🍎🍡🍓🍌🍬🍦🍇🍣🍭🍷

 

   📽🎥🎬🎦📹🏰🏯🔔⛪️🛕🍒🍰🍖🍢🍻🍎🍡🍓🍌🍬🍦🍇🍣🍭🍷

 

     📽🎥🎬🎦📹🏰🏯🔔⛪️🛕🍒🍰🍖🍢🍻🍎🍡🍓🍌🍬🍦🍇🍣🍭🍷