少年漫画の3要素の友情・努力・勝利が揃っている王道であり、非常に面白い相撲の漫画(コミック)がある。
その中で私が好んでいるものは、下記である。
・うっちゃれ五所瓦
・火ノ丸相撲
2つとも王道である以上、共通点がある。
まずは、漫画の初期の段階は生徒、学生であり、団体戦となる。
そしてその団体戦においては、下記のように、魅力ある主役と脇役の個性が光っていることが重要である。
1. 主役の個性
まずは誰からも好かれるように、お人好しだ。
特に身内に対しては、どんなに能力が無くても優しく接する。
その上、相撲に対する情熱は人一倍だ。
友情・努力・勝利の全てを賄っている。
・うっちゃれ五所瓦:五所瓦角
・火ノ丸相撲 :潮 火ノ丸
2. 脇役1_優しいが実力不足
後述する個性あふれるキャラクターや主役と一緒に盛り上がるためには、良い意味での少し頼りない優しいキャラクターが必要である。
実力不足であっても、努力や工夫によって、それなりの勝利をつかみ、読者の心も掴む。
友情・努力・勝利のうち、友情と努力を賄う。
・うっちゃれ五所瓦:雷電五郎
・火ノ丸相撲 :小関 信也
3. 脇役2_異種格闘技で実績があり、相撲でも活躍できる
本来、例えばプロレスと柔道でどんなに活躍しても、相撲では役に立たないし、勝てない。
しかし、工夫やセンスによって相撲でも活躍するところに、魅力を感じさせることができる。
友情・努力・勝利のうち、異種格闘技のセンスの流用という夢のある勝利を賄う。
・うっちゃれ五所瓦:清川薫、関内孝之
・火ノ丸相撲 :五條佑真、國崎千比路
4. 脇役3_弱すぎて全然勝てないけど異常な勝ちへの執念がある
どうしても勝てず、負け続ける。
でも、勝ちへの執念だけは誰にも負けない健気さ、心の強さを全面にだす。
友情・努力・勝利のうち、報われない努力を賄う。
・うっちゃれ五所瓦:難野一平
・火ノ丸相撲 :三ツ橋蛍
「うっちゃれ五所瓦」と「火ノ丸相撲」は、王道だからこその飽きが来ないように、ストーリーが考えられており、何度でもお見返す程魅力がある、少年漫画の相撲の王道中の王道であると言える。