作家の山本弘氏がお亡くなりになられたそうです。

SF作家…?と学会…?

ワタクシ的には、ほぼ完全無欠にファンタジー作家・ゲームデザイナーでした。

TRPGの履歴がほぼSNE作品で、TRPG的思考の大部分をソードワールドで形作られているワタクシからすると、自分のTRPG史のはじまりは、

安田均という得体のしれない最高神がいて

水野良という大地母神が森羅万象と歴史物語を作り出して

清松みゆきという法と権力の神が世の掟を作り出した

ここまでは天上の至高の神々で手の届かないところにいらっしゃった

山本弘という人は、その神々の教えを分かりやすく伝えるために、あえて地上に降臨した神…という位置づけになるかな。

「バブリーズ」はあんまり読まなかったけど、「スチャラカ」は何度も読んだなぁ。



「スチャラカ」には、自分がTRPGでやってみたいと思った・思わされたことが詰まっていた。

これまたどっぷりと浸かった「妖魔夜行」シリーズの作者の1人でもあって。

友野詳と、どのあたりを分かち合いながら作ったのかは分からないけど、その世界観にも、多大なる感動をもらいました。

ここ10年ほどはあまり作品を手に取ることも姿を映像で見ることも少なくなっていたけれど、自分の原形のようなところには、確かに山本弘があると言える。


心より、心より、お悔やみ申し上げます。



SF作家・山本弘さん、誤嚥性肺炎で死去 68歳 『アイの物語』、『百鬼夜翔』シリーズ、「と学会」初代会長など