大河ドラマ「平清盛」、今日の放送で残り2回になってしまいました。

次回で清盛死去でしょうかね。


今日の放送では、清盛が自分の夢である福原を捨てる決心をして・・・・とうとう過去を振り返ってしまいました

これまでずっと前しか見てこなかった清盛が、ついに・・・です。


父・忠盛の「武士の世を作る」宣言。

叔父・忠正を斬り、友・義朝を破り、院も朝廷も北嶺南都も抑えて、ただひたすら見続けてきた夢。

それが、わずか6ヶ月で還都。

こんなにも、こんなにも淋しげな廃都のシーンを見たのって、初めてかもしれない・・・・。


そして、南都炎上

この話を聞いて、「平家は天に見放されたのじゃ」と、清盛ガックリ。
ところが、東大寺伽藍を焼き、大仏の首を落とした重衡が、しれっと戦勝報告。
空気を読んでいないような、あまりにも無邪気な笑顔

清盛が追い求め、長年その基礎を作ってきたはずの「武士の世」。

重衡の笑顔は、その夢が次世代に受け継がれていなかったことを端的に現わしていたのだと思います。

「ようやった」

搾り出すように重衡を労った清盛。

立ち止まって、過去を振り返って、ようやく平家の「現実」を把握した・・・・といったところでしょうか。

子供たちに届かなかった清盛の志は、神輿(白河院)と鳥羽院(=もののけの血)を射た矢に乗って、遠く坂東の地・頼朝のもとへ。

・・・・というところまで、今日は描かれていました。


次回、後白河法皇と清盛の双六勝負にカタがついて、今度は後白河法皇と頼朝の双六が始まるのですね。

もう、その次回が最終回でも十分なくらい、シナリオが完成しています

いや、名残惜しいけどね!

ただただ、「とんでもねぇ大河ドラマだよ、こりゃ」という気持ちでいっぱい。

ホンマにこの製作陣で、鎌倉幕府の興亡も見てみたいですなぁ!