大河ドラマ「平清盛」第31話、「伊豆の流人」見ました。
 
 
今日の日記のタイトルの「えっ?」は、視聴中に何度も呟いてしまった言葉。
 
これだけだと意味不明なので、タイトルとしては不適格なのですが、これ以上の言葉が思いつかなかったので、あえてこれでカモン・ゴーです。
 
そこで今日は趣向を変えて、見ていて感じた「えっ?」を5段階評価で採点して、カウントアップしながら紹介してみようかと思います。
 
 
【えっ? レベル★】
 
佐殿(すけどの)こと源頼朝の伊豆での流謫生活が始まりました。
 
最初のカット割で、梁にヤモリが張り付いていて、思わず「ヤモリ→ヤ盛」と脳内変換されましたw
(家を守るってことで、縁起がいいのだよね)
 
見張り役の伊東祐親がやってきたり、北条時政がやってきたりする中、八重姫も登場。
 
もうね。結末知っているせいか、演出がどこかで走っているのか・・・・。
登場シーンから頼朝との対面、今回のラストシーンに至るまで、悲劇にしか見えませぬ

ちなみに、在京での大番役は5年くらいの任期なので、「行って帰ってきたら子供が出来てた」は十分に時間のある話です。
頼朝の手が早かったわけではないぞよ(ただし、否定もしないけど・笑)

 
それはそうと、頼朝の笙の袋。

なんか着物の切れっ端っぽい高級そうな布材だったけど、あれ母・由良の形見の品とか言わないよね・・・・?
やめて泣いちゃうから。
 
 
【えっ? レベル★★】
 
清盛vs重盛が、朝廷工作を巡ってヒートアップ。
 
後白河院にあまり近づきたくない清盛と、院近臣・成親の妹を娶っている重盛の駆け引きですね。
 
重盛が何かと成親を気に懸けてくれるのがとても嬉しいw
そして、後のことを思うと切ないですね・・・・。
 
 
この後、宗盛が弟たちを引き連れて、「全国地図を弟たちにも見せてあげてよ!」とやってくるシーンがありました。
 
これって、きっと重盛とのバトルでイライラMAXになっている父・清盛を気遣っての行動ですよね。
その甲斐あって、清盛は相当和んでおりました。

 
ワタクシも、宗盛って空気に敏感な人だったと思っています。
 
鈍感じゃないんです。読め過ぎちゃうんです。
そこが、彼の長所であり、そして弱点。

それが「平時ならば名臣になったであろうが、乱世では力不足だった」と評されるゆえんなのではないかと、思うからです。
 
なので、このシーンもチョー嬉しかった!
 
 
なお、番組の後半で重盛は父のことを理解し、修羅の道を歩む清盛を助けることを決意しました。
そんな茨の道を選んだというのに、穏やかな表情でございました。
 
ここまでの流れが、てっきり後の小松殿と清盛の対立の伏線かと思っていたので、「えっ?」となっちゃいました。
 
でもまぁ、この父子は平行線の関係ですからね。
交わることはないけど、離れることもない、という・・・・。

だから良しとしましょう。
 
 
【えっ? レベル★★★】
 
二条帝が息子・順仁親王(のぶひと)に譲位し、そしてお亡くなりになりました。
 
享年23。英邁なる天皇の若くしての崩御です。
 
「藤原頼長→信西入道→(美福門院)→二条帝」と継承していた「改新路線」の旗は、いよいよ清盛に託されることになった・・・・と見てもいいかと。
 
まるで、持ち主を不幸にする呪いの指輪のようですな(^^;
 
二条帝が長生きしていたら、清盛が目立って表に立つこともなく、平家は滅びずに済んだかもしれませんな。
 
 
その二条帝が、吐き捨てるように言った台詞。
 
「父なぞ、おらぬものと思っておる!」
 
えっ!?・・・・と思ったけど、これ対比だ!
「父親をなんだと思っているんだ!」と後白河上皇が言っていた台詞と対を成しているんだな。
 
そして、あの後白河院を政治に近づけなかったという、この手腕だけ見ても、二条帝ってタダモノじゃなかったんだな・・・・という気がしてしまいますね。
 
 
【えっ? レベル★★★★】
 
今回は全体的に「お前が言うな!」なテイストが強かったのですが、なんといっても清盛w
 
「若い頃の殿にソックリ」という盛国に、「わしは、あのように青臭くはなかったわい!」とのおおせでございました。
 
えっ?
・・・・えっ?
・・・・・・・・・えっ?(3回言った)
 
大河ドラマ「平清盛」1話から8話くらいまで、DVDで見返しますか清盛サン?
清盛が自分の黒歴史をすぐ忘れるような人だとは思わなかったなぁ(笑)
 
 
そして、それを越える最大の「えっ?」は、二条帝の葬儀にやってきた、後白河院の言葉でしょう。
 
清盛「いかがなされたのですか・・・・?(汗)」
後白河院「弔問に参った」
 
うそつけ!!と、心の中で思わず叫んだ(笑)
(実際、僧侶をひきつれてのイヤガラセでしたしねw)


まぁ、僧侶が騒がしく登場して、担いできた輿から後白河上皇が現われた時も、思わず「ええぇっ!これで登場なの!?」ってなっちゃいましたけどね(笑)

そして、ヤンデレ後白河院の平常運転が今週も見れて嬉しかったですw(←やんでるの自分の方かも)
 
 
【えっ? レベル★★★★★】
 
清盛の義理の母である池禅尼さまがお亡くなりに。
 
白髪交じりの頭が、とてもリアルで・・・・年の経過を感じさせます。
 
そして、いまわのきわに立っての台詞。
 
「あとは恃みましたぞ」(清盛を見据えて)
「絶やしてはならぬ」(頼盛を睨んで)
 
怖い・・・・!!
死ぬ演技がマジで怖いよ、和久井映美サン!!!!
 
 
今回の大河ドラマで登場してきた尼のなかで、いちばん美しい尼さんだと思っておりましたが、最後の最後に剛速球を放ちました。
 
第1回から走り続けたんだものね。
十分に助走のついたロングパスは、はるかはるか終盤で誰かがキャッチすることになるのでしょうね・・・・。
 
 
そして、「なんと満ち足りた最期であろう。多くの子や孫に囲まれて」の部分も、その子や孫のいかほどが「壇の浦」より生き残るのだろうかと考えると、切なくなる台詞ですな。
 

 
以上、今日はここまで。


次回は再来週。1週間お預けです。

修羅場と化した東国。
打ちのめされた清盛の表情。
短期で終了した最高位:太政大臣。

えっ?えっ?えっ?
気になるー!

次回予告、見なきゃ良かったなぁ・・・・(苦笑)