前回の続きです
今回は資本異動について


公=公募増資
カッコ内は売出し価格
無=無償割当
分=株式分割
消却=自社株の消却

この他にも
交換=株式交換
三者=第三者割当増資
優=優先株の発行
などなどがあります

四季報には過去の記録が載ってます
実際にはこれらが発表される
すぐに株価が動きます

普通は増資となると
株の希薄化懸念で下げますが
万年赤字企業や疑義付き企業には
経営の助けになると解釈され
逆に株価は上がります

無償割当はファイナンス
昔は1割無償とか2割無償とか
言われてましたね
要は
持ち株なら株数が1割増し
2割増しになるということ
1000株が1100株、1200株になる
ということです

分割は1:2なら
100株が200株になります
当然ながら株価は1/2
評価額には変わりありません
100株1000円が
200株500円になるだけです
株価は半値になりますが
株数は2倍になりますからね
併合はこの逆です
分割は発表されると
上がることが多いですね

自社株買いは好材料で上がります
消却も自社株買いほどではないですか
やはり上げ材料になります

減資は前回の記事で話しましたね

四季報に掲載されてる
というのは予定です
すでに発表済みのもので
株価に織り込み済みですね
分割は上げ材料ですが
分割されると目先は下がる傾向
株数増えて売る人もいるし
分割での株価上昇で利食いも
出やすいんだと思います

一般的には
増資は株価下落要因
無償割当や自社株買い、消却
分割などは株価上昇要因
覚えておけばいいです

なお
分割や併合などで
資本異動があり
株価がそれまでと変わっても
チャートには変化なしです
現時点の株価に換算して
過去の株価を変更した
チャートを記載している
からです