信用は怖い!
よく耳にしますが
その理由と仕組みは
意外と知られてません
今日は「空売り」の怖さと
その仕掛けと意図を説明します

信用取引はいわば借金です
当然、金利が付きます
口座内の担保価値が下がれば
追加証拠金が必要になります
つまり
入金しないと株を維持できません
期限内に入金できないと
全ての株を決済されてしまいます

本題です
空売りしたくなる心理は
下がる!という思惑ですね
だから
当然ながら天井付近でやりたくなります
そこにつけ込むのが仕手筋

この株がこんな高い株価は
おかしい!
チャートを見れば怒髪天を突く勢い
当然ながら空売りも増えてる
そこで買いを入れ続ける
この狙いは空売りの踏み上げです

空売りしてもしても
株価が上がり続ける
評価損は増えて追証が来る
入金してさらに空売りする
それでも上がり続ける
仕手筋は資金力に物を言わせて
売り方を締め上げるわけ
次第にギブアップして
高値で買い戻さざるを得なくなる
これが仕手筋の真の狙いです
空売りした投資家の買い戻しが
さらに株価を上げて行く
という現象が起きますね
そうなるともう
仕手筋は買いを入れる必要が無くなる
勝手に売り方が上げてくれる

例えば
大昔の話ですが
兼松日産農林がそうでしたね
私が見た時には648円
それでも割高の株価でした
それが7770円まで行きました
テンバガーを越えてますわw
648円から空売りを始めて
7770円まで売り増しできますか?
個人投資家では不可能です
空売りの恐怖は
上がり始めたら青天井ってこと
買いは下げても1円まで
売りはどこまで行くかわからない

どう考えても
常識からみても
バカ高でいずれは下がる
これが仕手筋の罠かも知れません
意地になればなるほど
傷口広げて追証が来る
入金できなくなると
買いたくなくても買わされる

空売りは長く持つものではありません
短期間の勝負です
空売りの場合は信用金利以外にも
貸株料も嵩みます
貸株が不足するとその金利は上がり
俗に言う逆日歩が付きます
これを半年も持ち続けたら
半端ない金額になりますよ
普通は耐え切れずに損失の買いで決済
となりますね

アンジェスはいずれ暴落する
私には確信がありましたが
空売りはしませんでした
仕手筋が介入したような株は
常識では考えられない株価をつけます
下がる!と分かっていても
安易にしないのが賢明です
それは上記のような例があるから
考えられない高値
こういう株こそ
買っても売っても怖いのです
異常なチャート
無茶苦茶な上昇
材料をもてはやし買いを煽る情報
これらの株は大きなリスクを内包してます

信用の怖さはレバレッジ
資金の倍以上を積み上げること
思惑と逆に動けば
倍以上の損失を被ることです

例えば
現物買いなら底は知れてます
金利の心配もなく
塩漬けを我慢すれば済みます
信用取引は借金ですから
いずれは返済しないといけません
その間、金利負担は増えて行きます
私は長くても2週間以内で処分します
空売りはつなぎ売りしかしません
現物株を保有している株を
保有株数の範囲内で空売りします
上がって行けば現物を差し出す
現渡しで逃げられるからですね

これは信用をやり始めた時に
冷や汗をかいたからです
空売りした株が急上昇!
当時は損切りできない性格でしたからね
しかも会社勤めでザラ場は見れない
休憩時間に株価見て
青くなりました…
ラッキーなことに
指値が約定してたのです
しかも
その日の安値ピッタリ!
ブログ仲間からは
「奇跡だ!」と言われましたw
その後、その株は上昇を続け
とんでもない株価になって行きました
もし
あの指値が約定してなかったら
損切りできずに莫大な損失です
意地になる性格もあったので
多分、売り増ししてたでしょうねw
その経験から
空売りはつなぎ売りだけにしました
信用買いは現金範囲内
これも守ってます
いざ!って時には
現引きで現物にすればいいからです
私の信用取引は全て
逃げ場があるのですw
空売りには現渡し
信用買いには現引き
金利は多少かかりますが
それ以外はノーリスクです

じゃ
なんで信用なんだ?
別に現物で売り買いすればいいじゃん!
言われると思いますが…
その辺りはまた次回にしますw