札幌市で
葉善～統合ヘルスケア・自然療法の保健
室～自然療法でのセルフケアをサポート
している保健師・Master of Public Hea;th
の八木知美です。
「健康」や「病気」には、個人的な要因
の他、様々な社会経済環境要因が関連
していることが、わかってきています。
健康は決して
自己責任だけではなく
社会全体で
すべての人々がより健康で、幸せに生
きるために、皆で協力してよりよい社会
にしていけると良いなと思います。
健康を崩したり病気になる原因として・・
個人：体質や遺伝、年齢、生活習慣等
生物学的要因としての細菌やウィルス
化学的要因としての有害な化学物質等
そして、
近年は「健康の社会的決定因子」
Social Determinants of Health'(SDH）とい
概念が広まってきました。
SDHには
①社会格差 ②ストレス ③幼少期
④社会的排除 ⑤労働 ⑥失業
⑦社会的支援 ⑧薬物依存
⑨食品 ⑩交通
が含まれます。
また、
としては、
①平和 ②住居 ③教育 ④食料
⑤収入 ⑥安定した生態系
⑦持続可能な資源
⑧社会正義・公正
があげられています。
平和であること、家があること、教育
十分な食料や健康で文化的に生きて
いける収入・・本当に健康の土台です
よね。。
もう一つ、1985年にカナダ、トロント市
の公衆衛生部（Hancock, T）で開発さ
れた
マンダラヘルスモデル（A model of themandala of health）
というのがあります。
私は個人的にのモデルが大好きです。
なぜなら、真ん中の人間が
Body, Mind, Spirit
で構成されているからです。
今でこそ、人間の健康や病気とスピリ
チュアリティに関して、WHOのヘルスプ
ロモーションの定義や緩和ケアの定義
では述べられていますが
1985年にすでの公的機関によって明示
されていたとは！
人間は心・身体・魂の存在
ということを公に述べていたのです。
健康とスピリチュアリティに関しては
次回またお伝えしていこうと思います。
また、一番外側の〇には
Biospere（生物圏）
とありますが、地球環境とのつながりを
もしめしています。
地球とのつながり
地球に生かされていること
自然に生かされていること
ついつい忘れがちな現代人です。
ということで、健康は、個人的によりよ
い生活習慣の改善や心のケア、は大事
ですが、
個人の努力だけでは難しい場合や
様々な社会経済要因がある
それを改善していくには
政治、経済、保健医療、福祉、教育等
様々な分野で協働して取り組む課題
なのだと思います。
参考までに
私が作成した、人々の健康を支援する
公衆衛生上の取り組む範囲の図をご
紹介します。
また
少しずつ公衆衛生的観点からの健康
づくりについてもお知らせしますね
