古い、三つ重ねの桐たんすを、修理をして、テレビを置くチェストと電話
を置ける戸棚に再生(リフォーム)してほしいという注文をいただきました。
予算的に高くなるので、洗ったり、削ったりせずに、古い木地の表面の
まま、チェストに再生してほしいということでした。
けれども、結構、傷んでいましたので、修復と補強が大変でした。
上の写真は、修復、補強終了時の写真です。
白く見える部分が、新しい桐材で、修復したり、補強した部分です。
天板と台輪は、新規に造りました。
洗ったり、削ったりせずに、古い桐の色を生かして仕上げて欲しいと言う
ことで、キズの部分や、新しい桐の木の部分など、うまく色が揃わず、お客
様、主人共々、大変悩みました。
今も、やっぱり、主人は、悩んでいるようです。
ただ、私が思うには、あまりにも、新しい桐の木で造った部分や、補修す
る部分が多かったので、お客様の言う事を全て実現することは、どうして
も無理があると、傍から見ていて、思いました。今も、やっぱり、そう思います。
お客様のいう事ばかり聞いている主人が、たまに、ちょっと、歯がゆく感
じられますね。
でも、やっぱり、主人は、根っからの職人なのでしょうか。いまだに、「色
を、上手に古色に揃えるには、染料が、どうのこうの、、、、、」と、ぶつぶ
つ、呟いております。まっ、しょうがないですかね。
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