今回取り上げますのは現在のデロイの姿です。
本ブログのゴンブロ「デロイを探せ！（その1）」で、外国人観光客（その1掲載当時はオーストリア人と思っていましたが米国の方みたいです）撮影のデロイ奇跡の生存写真にリンクを貼っておりますが、地名を頼りにGoogle Mapを必死で探した結果、この写真撮影の場所が特定出来ました。何か今回やっていることはまるで米軍の諜報部隊みたいね・・・
前回のブログはコレ↓
デロイを探せ！（その１）
グーグルマップの座標は以下の通りです。お手間ながら興味のある方は以下をCut & Pasteしてグーグル マップの検索欄に入力してみてください。地図ですと何も出ないので、航空写真にすることをお忘れ無く。
39.444934,127.24413
今の行政区分は朝鮮民主主義人民共和国咸鏡南道高原郡です。
画面向かって左側（地図で言うと西側）に見えるのが、米国人カメラマンがデロイをとらえていた車庫だと思われます。
高原駅は、平羅線と江原線のジャンクションで北朝鮮の中でもかなり初期の1958年に西側勾配区間からの電化が延びてきているので、このデロイはその際から50年近く、このあたりを根城に働いているのではと想像してみました。
ちなみに平羅線は、ピョンヤン/羅先間の首都・東海岸地帯を結ぶ幹線で、江原線は昔の京元線であり、南下すると元山を経てデロイ導入の地 高山-福渓を通って南北軍事分界線を目の前にして平康駅で途切れています。途切れていなければソウル（昔の京城）までつながっている路線・・・
今回撮影場所の特定とあわせ、日本人観光客が最近同市を通過された時の動画がYou Tubeに投稿されているのを発見！そのリンクも貼っておきます。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=BjGBehMgCSc
1分13秒経過付近で、あの車庫の前を通ります。凄い速度で動いているので、車庫前の踏切を通るのは一瞬なのですが、米国人撮影の写真とは違う場所（更に左側の側線）にデロイらしき機関車が止まっている気がします。気のせいかなあ。
この撮影者はどうやら高原の街を南から北に向かって走っているようです。カメラは車窓左側なので西側を向いて撮影をしていると思われます。
現場に行けばより正確な情報が判ると思うのですが、難易度高のミッションだなあ（笑）
それではまた！