釣り糸の強さって・・・どうなんでしょう??? | 五目釣り師のちょこっと日記

五目釣り師のちょこっと日記

釣行記や釣り道具のメンテナンスなど、思いつくままに書いています。

2016年に脳出血で半身マヒになりました。
その後は、日々の出来事をメインに書いています。

先週の記事でアシストラインの事を書きましたが・・・

 

ラインの太さと強さの話をしましょう o(^▽^)o

 

 

 

※ 釣り糸が切れるまでの値は(一般的には)「強度」なんですけど、記事の話は(正しくは)「強力」な

   んですよね~

  (興味のある方は調べてみて下さい)

 

※ 個人的な主観も入っていますので、その辺りはご了承ください。

 

 

 

ややこしいので 「強さ」 で書いて行きます。 

 

 

 

 

アシストラインは強さの単位を lb で書きましたが、日本では kg ですよね。

 

でも、ちょっと待ってください あせる

 

そもそも日本ではPEラインが出る前は、釣り糸に強さの表示は一般的には無かったと思います。

 

もっと昔の話をすると・・・

 

テグス 5尺(約151,515cm) で 1厘(約0.0375g) の重さの糸を 1号 と決めました。

 

その時の太さが 0.165mm だったそうですよ にひひ

 

現在の釣りの世界では長さの尺は 30cm に「ほぼ」なったようですが、重さの方は おもり1号 3.75g (匁だね)で数字は生きています チョキ

 

 

話が釣りとはそれますが・・・西洋ではデニールが有ります。

 

糸が9000mで(長いね)1g だと 1D(デニール) となる訳です。

 

例えば、150g だったら 150D です。

 

デニールは糸の太さですが、生地の厚さの時も使われます。

 

服飾関係じゃない方はあまりなじみは無いですが、アウトドアのテントやタープの生地の厚さの表示に良く出て来ますよ ニコニコ

 

 

 

 

糸の太さを測るのは 「既定の長さの重さを測る」 方法が、簡単で正確ですので世界的に採用されたようですね。

 

重さで糸の基準が決まっているので、太さはその結果で出る値という感じです。

 

なので、1号のラインと2号のラインを比べても直径は2倍にはなりません。

 

体積比で2倍なので、直径は大体 √2 約1.4倍 になります。 

 

号は0.165mmなので、 0.165×√2=0.233 となります。

 

2号の標準直径は0.235mmですので、標準直径で決まっている太さは、√2 を掛けた値と1/1000の値がちょっと違うかな~ (*ノω・*)テヘ

 

1号の 0.165 に√ (中の数字は調べたい号数)を入れて掛けると、大体の直径が分かりますよ。

 

 

 

 

ここで、ふと 思うのが・・・・ (*´?`*)。o○

 

フロロカーボンとナイロンならフロロカーボンの方が重いので、重さで号数を決めるのならナイロンよりフロロカーボンの方が細くなるはずです。

 

標準直径 0.235mm

 

標準直径 0.235mm 

 

 

直径は同じです。

 

フロロカーボンが出るころには、直径で号数を決めるようになったのでしょうね はてなマーク 

 

 

いやいや、もっと前でしょ ビックリマーク

 

フロロカーボンも今は規格がちゃんと有るし・・・

 

「いつの時代の話をしてるんじゃむかっ」 とツッコミが入りそうです  Σ(゚∀´(┗┐ヽ(・∀・ )ノ トリャー

 

 

 

 

えええ~~~と  またわき道にそれましたね (;´▽`A``

 

昔は糸の太さは重さで決めていた、と書きましたが・・・

 

西洋では 糸の強さが分からないと、ヤダッ とか 糸の強さを揃えないと、競技にならない とか(全く想像ですが・・・)有ったのか、とにかく強さを決める基準ができました。

 

西洋と言いましたが lb を使っている国は色々と有りますけど、ここでは 「アメリカ」 と言う事にします。

 

時間が経って、日本でもルアー関係の釣りが流行ってアメリカ方式の表示も増えてきましたね。

 

ラインの素材も色々と増えました。

 

PEに代表される組糸は、強さに対する太さがメーカーや製品によってイマイチ不安定ですが・・・・

 

 

 

さてさて、lb の話です ビックリマーク

 

lb (ポンド)は 0.45359237 kg です。

 

まぁ・・・釣りで lb を kg に変換する時にめんどくさいので、450g で計算しています (;^_^A

 

20lbは 20×450=9000 で大体 9kg となります。

 

20kgは 20000÷450=44.4・・ で大体 44lb となります。

 

 

 

 

それで lb は釣り糸の規格でもある訳ですが・・・

 

規格にも色々と有るようで、 ポンドクラスライン と ポンドテストライン が有ります。

 

ポンドクラスラインは lbC ・ PCL ・ CLASS(lb)

 

ポンドテストラインは lbT ・ PTL ・ TEST(lb)        で表示されてます。

 

 

ポンドクラスラインは国際ゲームフィッシュ協会 【 I.G.F.A 】 が定めた規格で、日本の多くのメーカーが採用しています。

 

表示してある数値以上で絶対に切れます】 言う規格です。 

 

(数値以下で切れない保証は無い)

 

 

 

ポンドテストラインはアメリカの多くのメーカーが採用しています。

 

表示してある数値以下で絶対に切れません と言う規格です。 

 

(数値以上加重しても、どこまで切れないか分からない)

 

 

これを見ると、 lbT の規格の方が良いじゃん ビックリマーク

 

と、思えますが・・・・

 

lb は強さの規格なので、太さには意識してたり・・・ してなかったり・・・ アセアセ

 

例えば、 lbT のラインは12lbや10lbの強さが有るのに製品に 「8lb」 と表示しても良いのです。

 

まぁ、メーカーの考え次第ですね。  (クレーム大国・・・アメリカかな)

 

もう一方の lbC は例えば、最大で 「8lb」 で切れるの強さの糸で、「これだけ大きい魚を釣った」 と言うように記録の公平性や自慢のはてなマーク ネタになるのです にひひ

 

 

この辺りは国民性が出てるような気がします。

 

余分な強さは要らないから出来るだけ細い方が良い、日本人。

 

太さは気にしないから十分な強さが欲しい、アメリカ人

 

かな~~ ??  ( ̄m ̄〃)ぷぷっ!

 

 

 

もし、もしですよ・・・・・ 同じlbで2本のラインが有って、lbC規格のラインの方がlbT規格のラインより

「太くて値段が高い」 なんてのが売っていたら・・・・

 

怖いですね~  ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

 

 

 

 

それから日本の 号 とアメリカの lb の違いは・・・

 

号は太さの規格なので、高い良い素材で丁寧に作られたラインは より強く なります。

 

lbは強さの規格なので、高い良い素材で丁寧に作られたラインは より細く する事が出来ます。

 

また、同じ太さなら lbのランクを上げる が出来ます。

 

 

 

どちらにしても高いラインは細くて強い訳ですが・・・・

 

そう言っても、最高の物ばかり買ってもいられない あせる

 

お財布と相談して、色々と性能を考えて、あれこれ思うのも悩ましいですね~ (*´艸`*)

 

 

 

 

色々とラインの事を書きましたが、

 

 

お気に入りを見つけて、いい釣果が出た時は最高ですね  ヾ(@^▽^@)ノ