先週の記事でアシストラインの事を書きましたが・・・
ラインの太さと強さの話をしましょう o(^▽^)o
※ 釣り糸が切れるまでの値は(一般的には)「強度」なんですけど、記事の話は(正しくは)「強力」な
んですよね~
(興味のある方は調べてみて下さい)
※ 個人的な主観も入っていますので、その辺りはご了承ください。
ややこしいので 「強さ」 で書いて行きます。
アシストラインは強さの単位を lb で書きましたが、日本では kg ですよね。
でも、ちょっと待ってください
そもそも日本ではPEラインが出る前は、釣り糸に強さの表示は一般的には無かったと思います。
もっと昔の話をすると・・・
テグス 5尺(約151,515cm) で 1厘(約0.0375g) の重さの糸を 1号 と決めました。
その時の太さが 0.165mm だったそうですよ
現在の釣りの世界では長さの尺は 30cm に「ほぼ」なったようですが、重さの方は おもり1号 3.75g (匁だね)で数字は生きています
話が釣りとはそれますが・・・西洋ではデニールが有ります。
糸が9000mで(長いね)1g だと 1D(デニール) となる訳です。
例えば、150g だったら 150D です。
デニールは糸の太さですが、生地の厚さの時も使われます。
服飾関係じゃない方はあまりなじみは無いですが、アウトドアのテントやタープの生地の厚さの表示に良く出て来ますよ
糸の太さを測るのは 「既定の長さの重さを測る」 方法が、簡単で正確ですので世界的に採用されたようですね。
重さで糸の基準が決まっているので、太さはその結果で出る値という感じです。
なので、1号のラインと2号のラインを比べても直径は2倍にはなりません。
体積比で2倍なので、直径は大体 √2 約1.4倍 になります。
1号は0.165mmなので、 0.165×√2=0.233 となります。
2号の標準直径は0.235mmですので、標準直径で決まっている太さは、√2 を掛けた値と1/1000の値がちょっと違うかな~ (*ノω・*)テヘ
1号の 0.165 に√ (中の数字は調べたい号数)を入れて掛けると、大体の直径が分かりますよ。
ここで、ふと 思うのが・・・・ (*´?`*)。o○
フロロカーボンとナイロンならフロロカーボンの方が重いので、重さで号数を決めるのならナイロンよりフロロカーボンの方が細くなるはずです。
直径は同じです。
フロロカーボンが出るころには、直径で号数を決めるようになったのでしょうね
いやいや、もっと前でしょ
フロロカーボンも今は規格がちゃんと有るし・・・
「いつの時代の話をしてるんじゃ」 とツッコミが入りそうです Σ(゚∀´(┗┐ヽ(・∀・ )ノ トリャー
えええ~~~と またわき道にそれましたね (;´▽`A``
昔は糸の太さは重さで決めていた、と書きましたが・・・
西洋では 「糸の強さが分からないと、ヤダッ」 とか 「糸の強さを揃えないと、競技にならない」 とか(全く想像ですが・・・)有ったのか、とにかく強さを決める基準ができました。
西洋と言いましたが lb を使っている国は色々と有りますけど、ここでは 「アメリカ」 と言う事にします。
時間が経って、日本でもルアー関係の釣りが流行ってアメリカ方式の表示も増えてきましたね。
ラインの素材も色々と増えました。
PEに代表される組糸は、強さに対する太さがメーカーや製品によってイマイチ不安定ですが・・・・
さてさて、lb の話です
lb (ポンド)は 0.45359237 kg です。
まぁ・・・釣りで lb を kg に変換する時にめんどくさいので、450g で計算しています (;^_^A
20lbは 20×450=9000 で大体 9kg となります。
20kgは 20000÷450=44.4・・ で大体 44lb となります。
それで lb は釣り糸の規格でもある訳ですが・・・
規格にも色々と有るようで、 「ポンドクラスライン」 と 「ポンドテストライン」 が有ります。
ポンドクラスラインは lbC ・ PCL ・ CLASS(lb)
ポンドテストラインは lbT ・ PTL ・ TEST(lb) で表示されてます。
ポンドクラスラインは国際ゲームフィッシュ協会 【 I.G.F.A 】 が定めた規格で、日本の多くのメーカーが採用しています。
【表示してある数値以上で絶対に切れます】 と言う規格です。
(数値以下で切れない保証は無い)
ポンドテストラインはアメリカの多くのメーカーが採用しています。
【表示してある数値以下で絶対に切れません】 と言う規格です。
(数値以上加重しても、どこまで切れないか分からない)
これを見ると、 lbT の規格の方が良いじゃん
と、思えますが・・・・
lb は強さの規格なので、太さには意識してたり・・・ してなかったり・・・
例えば、 lbT のラインは12lbや10lbの強さが有るのに製品に 「8lb」 と表示しても良いのです。
まぁ、メーカーの考え次第ですね。 (クレーム大国・・・アメリカかな)
もう一方の lbC は例えば、最大で 「8lb」 で切れるの強さの糸で、「これだけ大きい魚を釣った」 と言うように記録の公平性や自慢の ネタになるのです
この辺りは国民性が出てるような気がします。
余分な強さは要らないから出来るだけ細い方が良い、日本人。
太さは気にしないから十分な強さが欲しい、アメリカ人
かな~~ ( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
もし、もしですよ・・・・・ 同じlbで2本のラインが有って、lbC規格のラインの方がlbT規格のラインより
「太くて値段が高い」 なんてのが売っていたら・・・・
怖いですね~ ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
それから日本の 号 とアメリカの lb の違いは・・・
号は太さの規格なので、高い良い素材で丁寧に作られたラインは より強く なります。
lbは強さの規格なので、高い良い素材で丁寧に作られたラインは より細く する事が出来ます。
また、同じ太さなら lbのランクを上げる 事が出来ます。
どちらにしても高いラインは細くて強い訳ですが・・・・
そう言っても、最高の物ばかり買ってもいられない
お財布と相談して、色々と性能を考えて、あれこれ思うのも悩ましいですね~ (*´艸`*)
色々とラインの事を書きましたが、
お気に入りを見つけて、いい釣果が出た時は最高ですね ヾ(@^▽^@)ノ