欧州で販売した高級車ベンツが、排ガス規制の不正を指摘され、300万台の大量リコールの騒ぎになっていますね。
フォルクスワーゲンもそうでしたが、ディーゼルエンジンの車に対する規制って、世界中で厳しいんでしょうね。
ダイムラーは不正ではないと主張
メーカーであるダイムラーは、不正はしていないと主張しているそうですが、実際のところはどうなんでしょうか。
今の車って、何から何までコンピュータ制御。
安全基準を満たしているクリーンな排ガスを出しているか、という数値だって、全てコンピュータソフトで書き換え可能です。
米でのフォルクスワーゲンと同様?
フォルクスワーゲンがアメリカでやった不正は、まさにソフトウエアの書き換えによる不正だったのは記憶に新しいです。
実際に道路を走る実車は、排ガス規制を全くクリアできていない有害なものだったのに、排ガス検査の時だけクリーンな排ガスが出るよう、プログラムされたソフトウエアを使っていたのです。
同じドイツの名門メーカー、全てがコンピュータ制御されているのですから、いろいろと誤魔化すノウハウは持っていた可能性も高い。
もしかしたら、あなたが今乗ってる車も、エンジン性能の数値も、燃費も、ぜーんぶ不正ソフトウェアによる偽りの数値だったりして・・・。
日本への輸出車はリコール対象外・・・でいいのか?
フォルクスワーゲンの時も、
日本への販売車は対象外
ということでした。
今回のベンツの説明と同様、クリアの値がヨーロッパと日本では違うからという理由です。
ただ、不正ソフトウェアを使っていた事が本当であれば、メーカーの販売姿勢に問題あり、となる可能性もあります。
「規制値が違うから日本では数値内ですよ、だから風評被害はかんべんネ!」
国内のダイムラー販売店は、こう言いたいのだと思いますが。
広島に住んでいるからマツダを擁護するわけじゃないですが(実際私はトヨタに乗ってる)、マツダのように「クソ真面目」に排ガス規制をクリアする努力をして販売している企業があるわけで、
不正ソフトで数値を変えて、規制をクリアしたふりをして車を販売している
という事に怒りを覚える人は多いのではないでしょうか。
風評被害は恥ずべきこと
フォルクスワーゲンの不正時も、実際に日本でのフォルクスワーゲン売上は落ち込みました。
これを風評被害と見るかどうか、ですが、この場合は個人的には風評被害ではないと思います。
実際に不正をしたことが判明したフォルクスワーゲンは、その”メーカーの姿勢”にノーを突きつけただけ。
今回、ベンツがヨーロッパで問題となっていますが、まだ不正の確実な証拠は出ていません。
この段階では、まだダイムラー・ベンツは悪と決まったわけではないのです。
日本に限らず、マスゴミは自分たちの気に入らない事案に対しては、徹底的に印象操作をして然るべき方向に持っていこうとします。
マスゴミの伝え方に騙されることなく、自分でしっかりと判断することが大切なんですけどね。
もちろん、もしもベンツの不正が確実になったとしても、ベンツという車に価値を感じれば、それは購入する自由があります。
(お金持ちに限る、ですが)
不正が明らかになり、それによってベンツは買わない!と決めるのも自由です。
(お金持ちに限る、ですが)
注意するべきは、結果がどうあれ、マスゴミがどういう報道をするか、その報道をまずは疑うことから入る、ここが大切だと思うわけです。
特にダイムラー・ベンツがスポンサーになっているテレビ局は、不正があったとしても絶対に悪く言わないでしょうからね~。