3日で秋田〜石川2往復。能登状況は想像以上に悲惨。 | 自動車コラムニスト中込健太郎のブログ『込氏のブログ』

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自動車ライターですが、最近はノリで買った積載車が忙しく、レッカー・搬送、搬入搬出、自動車何でも屋みたいになっております。自動車絡みだったりじゃなかったりの日々を綴ります。

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一刻も早くなどの皆さんの片付けや、移動に役立てば良いなと思い、3日で秋田と石川を2往復。正直肉体的には少し堪えました。まあ、それでもできないことはないし、被災された方はもっと大変なわけだし、僕は積載車走らせるくらいしかできないわけで。


片道600キロ、金沢と秋田はクルマで半日で行けるということよね。タッチアンドゴーなら往復も可能という。


ずっと七号で南下、村上から日東道、北陸道で石川へ。そんなルートでした。


昨日は一時保管で協力して下さっている能美市の運送会社にお届け。今日は被災地での拠点の窓がたったとのことで七尾に持ち込み。北陸道を小杉で降りて、高岡から能越道。それほど渋滞はありませんでしたが、ところどころ大きな段差が。全体に地面が盛り上がるような痕が。地図が変わってしまう規模と言っていたのを聞きましたが、まさにそんな感じだと思いました。


なので制限速度も50キロですが、もっと出して!と言われても、なかなか高速で走り抜けることは難しい状況でした。


それでも、道路の亀裂は結構直されていて、作業して下さった方がいるということ。ありがたいですね。


洪水や地震、私にできることだと思ってできるだけ早いうちに動くのですけれど、行政の動き、今回いつもより遅い気がするのですが。確かに本当の先端でそこへのアクセスが寸断されているので、難しい面はあるのでしょう。でも、そういうところをどんどん手直ししていくことが積み重なって復興への道となるのではないか。だとすると、道路の段差を直したから良いというものではなく。


途中能越境の駐車場、ここは富山湾越しに立山が観れて景色のいいパーキング。前にも利用しました。ここもですが、水道の復旧が待たれる状況でトイレが大幅に使えないのです。ボランティア等で外から行く方には特に知っていただきたいのですが、トイレはこの1月11日の時点では厳しい。事前にすますといっても、例えば高岡や羽咋市(今日時点、のと里山海道は一般車両は通行できない状況)などからは七尾でも距離あります。これが珠洲市などまで行くとなると、事前に行っていてもまたトイレにと思うこともあるかもしれません。


なるほど、この状況は避難されてる方とても大変だろうと思いました。



たまたま渋滞で目をやるとこの有様。これはまだ限界をとどめている方で、屋根瓦が落ちたお家、崩れた墓石、完全に倒壊してから家、多いのは塀が崩れているお宅。


昨日は夜から日中にかけて豪雨。一転今日は晴れました。季節らしくない天気。夜は流石に零下になります。降れば雪という日本海側です。風雨をしのぐ家がない、ご不便だと思います。


今日運んだのは、和倉温泉のお祭り会館の駐車場。隣には北海道から応援に来た自治体の給水車による給水が。まずは水道ガス電気が通らないことには。現代人の辛いところですが、私たちの日常は相当恵まれているのだということを改めて噛み締めなくてはと思いました。


そんなことを思うと、秋田からの二往復などなんでもないなと思いました。一旦日常に戻ります。いつのまにかいろいろ溜まってきてしまっています。そういうのをやって、出来る限りこちらにも意識をする。ボランティアの団体の方や、それにしっかり入り込める方はいいのですが、そうもいかない私でも、気になる→とにかく思ったように行動に移す。これができるようにはしておきたいなと思うのです。


私が運んだからと言って、大きな違いはないかもしれないけれど、自分の最短での行動で少しでも役立つことがあればと思っただけのことです。これは結構大変だからしばらくは、意識しつつ過ごしていきたいなと思います。


下ろすとき、サンバートラックに「がんばれ!こちらの方の暮らしが少しでも地震前の状態に早く戻ることができるように」とつい念を込める、というか心の中で叫んでしまうものです。


いつも思うのです。自分が被災する可能性も、実際に被災した人と同じ、と。可能性は同じですよね。結果として起きたか起きなかったの違いがあるだけです。だから自分ごととして、実際に被災された方の気持ちや境遇は突き詰めてみて、多分ぜんぜんわからないと思うのですが。それでも今回はたまたま被災しなかったからこそ、少しでも早くモビリティの手立てを!と思うわけです。


結局、水道ガス電気とは少し異質かもですが、モビリティがあれば片付けができる。モビリティがあれば必要なものを持って来れる。やがて持っていける=届けられる。買い物や通勤、そういうものを通してコミュニケーションが生まれて生活が戻ってくると思うのです。僕はここに関してはやはりお手伝いして一助になるなら!といつも思ってしまうのです。


明日は関西に引き取りになりました。今日は敦賀で一泊して行こうと思います。


被災された方に、改めてお見舞い申し上げます。