自分は小さい頃、この夜驚症という症状が出たことがある。
夜眠っていると、突然猛烈な恐怖に襲われ
何か得体のしれないとてつもない絶望の状況にいる感覚で
もうこの世の中で何よりも一番辛い状態なのである。
死のがけっぷちにいるような、そんな恐怖なのだ。
今思えば、あの時誰かが近くにいて「大丈夫だよ」と応援してくれるのが、一番症状が安らいだはずだと思う。
口で説明しても決してあの恐怖はわかってもらえないと思う。
最近、村上龍の本を読んでいて、この言葉に出会った。
ああそうか、自分があの時、経験した得体のしれない恐怖は
この夜驚症という症状なんだ。
自分の人生の疑問が、かなりの年月経ってから、解決した。
もう一つ、自分は幼いころ、口では言っても絶対理解できないような
誰も決して理解できないような経験を7、8年経験している。
これは、もうほぼ100%誰に言っても理解されないだろう。
無理にでも説明しようとすれば、フェロモンの分泌率の法則みたいなものだが。
だが自分は少し希望が出た。
あの不思議な経験がちゃんとした名称のある症状として出ていたのだ。
ひょっとしたら、自分が経験したあの訳のわからない現象も、ひょっとしたら誰かが経験しているのかもしれない。
年をとるにつれて、過去の疑問が少しづつ解決していくが
同時に分からない問題もまたそれ以上に増殖していくから
疑問って言うのは、永遠なんだなって思う。