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ゴミクズ製作所

燐貴プレゼンツ・ゴミクズ製作所。日記メインのブログに御座います。どうぞ、お暇な人もそうでない人も、目に留まったのでしたらお立ち寄り下さいませ…。

今日も今日とてラフレシア

最近、ちょいと更新が滞りまして…理由はまぁ、気が乗らなかったり何となく気が乗らなかったりそこはかとなく気が乗らなかったりです。

今日も日記と云うよりは雑記といった感じ。しかもこんな時間に漫画喫茶からコンバンハってなもんです。

で、近況も何も、書く事が無いのが大問題なんですが、それもまぁいつもの事。行き当たりバッタリがゴミクズ製作所クオリティ。

いえね、いつもの通り桃太郎の続きを書いてもいいにはいいんですが、今現在、僕の横に人が居るので、あのテンションで書くのはちょっと憚られます。ので、今日は本当にゴミみたいな雑記です。

さて、そろそろ桃太郎の方も完結するわけですが、僕的にはですね、そろそろ普通の日記もそうなんですが、詩の方も更新したいと考えております。


そこ。詩は書かなくてもいいとか云うな。


気まぐれで書いてるし反響も一切無いので、別に構わないっちゃ構わないんですが。

しかし、折角作ったモノなので、時々はそっちも更新したいなってもんなんですよ。

そんなわけで、桃太郎が終わったら詩の方も更新します。ネタはまだ無い。

そいでは、今日はこの辺で。

メールって文字の裏に隠れてる気持ちを詠むのが難しいよね。もっと思慮深い人間になろう。

家の周囲で子猫が鳴いておる。ゴミクズ製作所の燐貴です。だが見付からん。


何かもう今日は鼻水が滝の様に出て止まらないぞって勢いなんですが、それでも負けずに更新したいと思います。

いつぞやの日記でも書いたと思うんですが、僕は季節の変わり目に必ず風邪を曳いてしまうんですよ。年四回必ずね。

原因は鼻が慢性鼻炎だからなんですが、僕の場合、風邪はいつも鼻からくるので、風邪を曳く時は「お、そろそろ風邪曳くな」ってのが判ったりします。まぁ全く以っていらんスキルですが。

もうね、この時期になってくると鼻を捥ぎ取りたくなってくるんですが、それでも何とか我慢して生活をしております。捥ぎ取ったら折角の男前が台無しになっtゴメン嘘男前ではない。

では、ちゃっちゃか桃太郎でも書きましょうかね。始まりでごわす。


申と雉が必死の思いで海岸に着いた頃、桃と狗はそこから少し北へ行くとある森林の中を歩いていた。

「思ったよりも広いんですね鬼ヶ島って」

先を歩き、伸びた草を掻き分けて道を作りながら進んでいる桃に、狗は声を掛ける。

「あぁ。周囲は海に囲まれてるが、島全体が自然に覆われているからな。云わば、天然要塞といったところだろう」

草木を軽く掻き分けながら、桃は狗の言葉に応える。

「自然ですか…何だか、見た事も無い様な草や木の実が生ってるんですけど、大丈夫なんでしょうか?」

持っていた木の枝で近くの果実をツンツンと突付きながら、狗は心配そうな声を出す。

「基本的に、判らないモノについては触らない方がいいな。毒があったり、食虫植物だったりしたら目も当てられん」

そんな桃の言葉を聞き、狗は即座に果実を突くのを止め、棒をそっと投げ捨てる。

「そ、そうですよね…あまり触らない方がいいですよね…」

「因みに、今さっき狗が棒で突付いてた果実は、素手で触ると酸を出してこちらを溶かそうとする植物だ」

いつの間に見ていたのか、桃は前を向いたまま、そんな事を云う。

「…スミマセン。気を付けます…」

桃に注意されたと思った狗はシュンとして下を向いてしまう。

「…やれやれ…もう森林を抜けるぞ」

そんな狗に軽く溜息を吐き、桃は出口であろう方向へと歩を進める。

「はい。もうすぐ、鬼達と戦う事になるんですね」

桃の言葉に、狗は気分を変える様にグッと拳を握る。

「どうだろうな…避けられる戦いなら避けたいがな。っと、終点だ。」

そう云うと、桃は最後の草木を分け、少し開いた場所に出る。

「ここは…村ですか?」

桃に続き、狗も森林を出て前を見ると、少し離れた場所に、村らしき集落が見えた。

「どうやらそうみたいだな」

腕を組み、村へと歩き出す桃。それに付いて行く狗。

「い、いきなり村ぐるみで襲われたりしませんよね…?」

少し不安そうに云う狗。そんな狗に、桃は村の前にある看板を指差す。

「それは無いんじゃないか?」

‘鬼ヶ島へようこそ!’

「…そうですね」

看板の文字を見て、狗は少しだけ脱力した。

と、二人がそんな会話をしていると、村から一匹の鬼がこちらへ近付いてきた。

「あんれまぁ~。もしかして、桃太郎さんでねぇか?」

一見すると屈強で強面そうな鬼が、桃を見て訛った言葉を紡ぐ。

「そうだが…アンタは?」

流石に多少警戒しながら、桃は鬼に話し掛ける。

「オラはこの村に住んでる溜五郎ってモンだよ。待ってただよ桃太郎さん」

「待ってたって…どういう事ですか?」

桃よりもかなり警戒して聞く狗に、鬼…溜五郎はニカッと笑う。

「可愛ぇオナゴがそんな怖ぇ顔するするモンじゃねぇべ。とにかく、村へさ来てくんろ」

そう云うと、鍬を肩に担いだまま、溜五郎は桃達に背を向けて村へと歩き出す。

「…どうします桃さん? 罠という可能性も…」

溜五郎に聞こえぬ様、狗は小さな声で桃に囁く。

「いや、見た感じそうは思えん。仮に罠だとしても、村一つというのは規模が小さすぎる」

狗の言葉に、しかし桃は首(?)を振って否定する。

「とにかく、罠であれそうじゃないであれ、何かしらの情報が聞けるかもしれん。行ってみよう」

「そうですね。虎穴に入らずんば虎子を得ずですね」

歩き出した桃の後に付いて、狗も歩き出す。

「お~い皆ぁ! やっと桃太郎さんが来て下さったぞ~!」

二人が村の入り口に付くと、溜五郎は村全域に聞こえる様に大声を出す。

すると、その声が聞こえた鬼達が、ワラワラと村の入り口に集まってきた。

「おぉ、本当に桃太郎さんじゃぁ!」

「やっと来て下さったんじゃね!」

「ありがたやありがたや…」

そして、あっと言う間に、桃と狗の周囲に、老若男女の鬼の輪が出来る。

「ささ、桃太郎さん、今日はこちらへお泊り下せぇ」

そんな中、相変わらずニカニカしたままの溜五郎が桃太郎に宿を促す。

「あぁ、判った。お言葉に甘えさせてもらおう」

そう云うと、桃は溜五郎に付いて歩き出す。

「ちょ、ちょっと待って下さい!」

そんな桃に、狗も慌てて続く。

そして、宿の夜。

「いや~、本当に桃太郎さんが来てくれて良かっただよ」

質素ながらも美味しい料理を出され、半分宴会の様な様相を呈している席で、溜五郎は桃に話し掛ける。

「何かあったのか?」

食事は食べないからと断り、代わりに水を頭から被っていた桃は、溜五郎の言葉に質問をする。

「へぇ、実は、ここのところ、北の鬼魔山に住む鬼達からの取立てが厳しく、オラ達の納める年貢の量が、日増しに増えていく一方で困ってるんでさぁ」

桃のに座り、焼酎を飲みながら溜五郎は云う。

「人間は鬼を人括りにして、皆悪ぃモノだと決め付けてるみてぇだんが、そういうわけじゃねぇべ。むしろ、オラ達みたいに、静かに暮らしてる鬼の方がよっぽど多いだよ」

「そうか。鬼も人間も、その社会的には変わらないわけだな」

人間かどうかも怪しい桃に云われるのも変な話ではあるが、溜五郎はウンウンと頷く。

「ですから、どうかお願いします。鬼魔山の奴等を懲らしめてくんろ」

「元よりそのつもりだ」

溜五郎の頼みを、二つ返事で了承する桃。

「ありがとうごぜぇますだ。ところで、あの可愛いお嬢さんは桃太郎さんの彼女か何かですかい?」

そう云って、溜五郎は狗へと視線を向ける。それに倣い、桃もそちらへ視線を向けると、狗が村人達に囲まれているのが見えた。

「狗か? 彼女と云うより連れだが?」

そんな話を桃と溜五郎がしている一方、狗は結構大変な事になっていた。

「こんなベッピンさん、オラぁ見た事無ぇだよ」

「んだ。この村の女は皆鬼みてぇな顔してっからおっかねぇんだよ」

「鬼みてぇな顔ってより、鬼そのものだべさ」

「違ぇね」

『ガハハハハハハ!』

「え? あの? そのノリにはどうツッコミを入れていいか判りません…」

狗が喋る間も無く喋り続ける鬼達に対し、言葉を詰まらせる。

「しっかし、桃太郎さんにこんなベッピンな‘がーるふれんど’がいるなんて知らなかったべ」

「がーる…いえいえ! 彼女とかじゃありませんって!」

「恥ずかしがる事無ぇべ。さっきも桃太郎さんにべったりくっ付いて来たじゃねぇべか」

「あれはその…一人になると心細いとかそういった事であって、決して皆さんの云うような意味じゃ…」

「まぁまぁ、桃太郎さんみたいな‘はんさむ’なお人、他には居ねぇかんな。惚れるのも無理無ぇべよ」

「ハンサム!? 桃に手足が生えた奇怪な生き物をハンサムですか!?」

「外見もそうだんが、正確もそうだべ。あんな男らしゅうお人、オラは初めて見たべ」

「んだんだ」

「まぁ、男らしい所は否定しませんが…」

「あんれまぁ、彼氏自慢かえ? 妬けちまぁべ~」

「だから違いますって!」

「桃太郎さんも、こんな‘すたいる’抜群な娘さんを‘がーるふれんど’に出来るなんて、鼻が高いだろうねぇ」

「んだな。ボインちゃんだべ」

「ボインちゃん凄ぇなぁ」

「凄くボインだべや」

「そ、そんなボインボインって、胸の事ばっかり云わないで下さい!」

…。

「…いや、本当に申し訳無かとです」

「…気にするな」

一部始終を見ていた桃と溜五郎は、そんな言葉を交わす。

一方その頃。

「申殿ー! 拙者の事は捨て置いて、先を急ぐでござるー!」

「馬鹿野郎! ここまで一緒に来たんだ! 死なせてたまるものかー!」

村の手前の森林で、巨大な食虫植物相手に死闘を繰り広げている、二つの影があったとか無かったとか。

続く。


本当は鬼と対決する話を書きたかったんだけど、気付いたら鬼の村で歓迎を受けているというマジック。ホワイ?

おっかしいなー…燐貴さん的には、今回で鬼と対決して、次回で桃太郎を終わらせるつもりだったんだけど、どうやらまだ続くッぽい。そしてオチが前回と被ってる。まぁいいや。

ぼちぼち、本当に妄想記でなく普通の日記が書きたくなってきたので、次回からは少し急ピッチでいきたいと思います。それでも長くなる可能性大だけど。

それでは、また次回お会い致しましょう。プレゼンツバイゴミクズ製作所。


そろそろ新しいアーティストでも開拓しようかな。でも音速ライン最高。燐貴でした。

納豆には葱を刻んで入れないと今一つだね。ゴミクズ製作所の燐貴です。この前からしの代わりにわさび入れたら凄い事になった。


多少気が乗らなくても、ガリガリ更新せんと桃太郎が終わらん。

そんなわけで、今日も桃太郎の続きです。

燐貴さん的には、後二・三回で終わらせたいところなのですが、微妙に終わりそうにありません。ちから太郎は単発だったのにこっちは連荘です。二飜縛りって感じです。いや判らんが。

では、サクサク進めましょう。桃太郎の続き、始まりで御座います。


笹に吊るされた申を助け、早二日。

桃一行は、ついに鬼ヶ島へと辿り付いた。

「ここまで長かった様な短かった様な…七夕から二日間の記憶が曖昧ですね」

簡素な造りの船の船尾で、狗は桃に話し掛ける。

「そこは諸事情により削除ってやつだな。七夕ネタで本来予定していた一話を使ってしまったからな」

本を片手に、桃は狗の言葉をサラリと受け流す。

「まだその‘キ○ガイでも判る優しい昔話’の本、持ってたんですか…」

「まぁ、鬼ヶ島に乗り込むわけだからな。念の為の予習だ」

そんな本で何が予習出来るのかは謎だが、桃は本に目を落としたまま応える。

「も、桃太郎殿~! もういい加減腕が痺れたで御座るよ~!」

と、桃と狗が会話をしていると、船頭の方で船を漕いでいる雉の叫び声が聞こえてきた。

「ま、マジ自分死ぬっす…もう無理っす…」

それに続き、弱々しくなっている申の声も聞こえてくる。

「流石に二十四時間ぶっ続けで漕がせるのは無理があったか」

「それを止めなかった私が云える台詞じゃありませんが、酷い仕打ちですね」

そう云いながらも、桃と狗は船頭の方に視線は向けず、後方を見ていた。

「海でも割って歩けば良かったか」

「これ以上、人間離れした事をしないで下さい」

船頭からの声は続いていたが、二人はそれを無視して会話を続ける。

「しかし、申と雉も本格的にヤバくなってきたみたいだな…仕方ない…」

そう云って立ち上がった桃は、軽く肩を回す。

「そうですね。もう少しで着きますし、替わりましょうか」

狗も桃に倣い、そう云いながら軽く柔軟を始める。

「いや、替わらんぞ?」

「え?」

てっきり、残りは自分と桃で漕ぐものだと思っていた狗の言葉を、桃は否定する。

「じゃあ、どうするんですか?」

「人数を減らし、重量を軽くするだけだ」

云うが早いか、桃は両腕で狗を抱き上げる。

「え!? ちょ!? 桃さん!?」

「捕まってないと落ちるかもしれんぞ」

急の展開に驚く狗に対し、桃は至って冷静に云い放つ。

「落ちるって…えぇ!?」

「いくぞ」

軽くパニックになりながらも桃の腕を掴む狗。それを確認すると、桃はグッと両足に力を込める。

「桃技・何かとっても大跳躍!」

叫ぶと同時に、天高くジャンプする桃。

「はいぃぃぃぃぃぃ!?」

急激な速度で跳んでいる中、狗は落とされぬ様、必死で桃にしがみ付く。

飛び出した瞬間、申と雉が何か喚いていたような気もしたが、桃は特に気にしない事にした。

「十数秒の空中移動後、無事着地」

ズドンッ! という音を立て、桃は岸へと着地する。

「よし、鬼ヶ島に着いたぞ狗。…おい?」

「はわわわわわわ…」

着地後、狗を下ろそうとした桃だったが、狗は恐怖と驚きで桃にしがみ付いたまま固まっていて、離れなかった。

「大げさだな…少し跳んだだけじゃないか」

「数キロ跳ぶ事を少しとは云いません!」

歯の根が合わぬまま、狗はツッコミを入れる。

怒鳴って少し落ち着いたのか、ツッコミを入れてすぐに、狗は桃の腕から降りる。

「とにかく、これで鬼ヶ島に着いたわけだ」

云って、島の奥地に目を向ける桃。

「…申さんと雉さんはまだみたいですが…?」

逆に、狗は目を細めて、遥か彼方の海にたゆたう船に目を向けた。

「置いて行っても問題無いだろう。鬼にやられない程度には強いが、連れて行っても役に立つかどうかは微妙だしな」

「そうですね」

サラリと酷い事を云う桃に、しかしサラリと同意する狗。案外この二人は冷たいのかもしれない。

「じゃあ、行きましょうか」

「うむ」

本当に申と雉の二人を放置し、桃と狗の二人は、鬼ヶ島奥地へと歩を進めた。

…で、数十分後。

鬼ヶ島浜辺に、二人の男がグッタリと横たわっていた。

「…俺等、いつも扱いが酷いと思わない?」

「同感でござる…しかし、次回は必ずや活躍の場が…」

無いよ。

『マジで!?』

続く。


どうしても使い易い桃と狗に頼る傾向があるね。まぁ、主人公とツッコミだから仕方ないか。

どうでもいいけど、ボチボチ神を斬らないと大変な事になるよ。いや間違えた髪を切らないと。

今日は途中でテレビを挟んでしまったので、テンションが序盤とその後で結構違ったりしましたが、まぁそれもいつもの事なので気にしない。そんなゴミクズ製作所。

さてさて、本当に桃太郎もそろそろ終わりなので、近々普通の日記に戻ると思われます。この状態の方が面白いのか、それとも普通の日記の方が面白いのかは判りませんが、このカオスっぷりから脱却できるとなると少しホッとします。

残りの回も頑張るぞ。燐貴さんはいつでも全力投球がモットー。


髪がキタローとか妻木みたいになってる。どっちも同じか。燐貴でした。

食道を通さないで胃と口が直結している気がする。ゴミクズ製作所の燐貴です。毎度食べた直後に腹痛ですよ。


さて、昨日は七夕だったのですが、皆さんは何か願い事とかしましたか?

僕は神も仏も悪魔も信じていないので、思う事があったら実行するのみなんですが、やはりそうでなくても七夕の逸話に願い事をする人も多いと思います。

まぁ、ちょっと一日過ぎちゃったので七夕の話題もどうかとは思ったんですが、そこはそれ。流行に乗り遅れるのが流行だと信じて疑わない燐貴さんですから、一日遅れなんて何のその。

ところで、願い事ってのは様々あると思うんですが、やはり一番多いのは金銭関係か恋愛関係だと思われます。

例えば、企業を立ち上げて成功したいとか、宝くじで大金当てたいとか、今年中に彼氏・彼女を見付けたいとか、巨乳でメイドでツンデレでヤンデレでクーデレな彼女が欲しいとか。いや最後のはピンポイントすぎるが。

そういった願いを短冊に込めて笹に吊るという、云わば短冊首吊り大量殺傷事件な日だったわけですよ昨日は。

しかし、その願いに即効性を持たせようと思ってはダメです。願いというのは、ゆっくり時間を掛けて叶えていくものなのです。

そこで、その暇な時間を使ってゴミクズ製作所プレゼンツ桃太郎でも読んでみてはいかがでしょうか。

そんなわけで、強引な出だしですが桃太郎の始まりなのです。


「…何してるんだ狗?」

扇山の麓の村。

雉を吹き飛ばしたはいいが、未だ目を覚まさないので、一行は宿に泊まる事にした。

その夜、大きな笹を抱えて宿の庭に来た狗に、桃はそう問い掛ける。

「あ、桃さん。笹を裏の竹林から一本頂いてきたんです」

そう云うと、狗は抱えていた笹を、予め少し掘っておいた穴へと立てる。

「これで良しっと」

土で結合部を埋め、狗は額の汗を拭う。

「後は短冊を吊るすだけですね。桃さんも書きますか?」

ポケットから短冊をペンを取り出し、無邪気に桃へと差し出すが、桃は顎(?)に手を置いて首(?)を傾げる。

そして、その体勢で三十秒が経過しようとした時。

「あぁ、七夕か」

「えらく遅い答えですね」

手をポンと叩いて納得した桃に、笑顔を多少引き攣らせてツッコム狗。

「いや、七夕って云うと、織姫と彦星だろ? まさか桃太郎に出てくるとは思わなくてな」

そう云って、桃は空を見上げる。

「そうですね…私もまさかここまで話が延びるとは思っていませんでした」

それは皆同じ。延びたものは諦めて下さい。

「でも、桃さんが云う通り、話が違いますから、実際に織姫さんとも彦星さんとも会わな…」

「あれから元気でやってんのか心配だ」

「って知り合いなんですか!?」

完全に違う話の主人公とヒロインと知り合いな桃に驚く狗。

「まぁ…昔一寸な」

「桃さんの昔って、謎が多過ぎる気がするんですけど…」

遠い目(?)をする桃に、狗は頬を引き攣らせる。

「彦星は莫迦だからなぁ…天の川を強行突破しようとして星の濁流の呑まれなければいいが」

「莫迦!? 彦星さんって莫迦なんですか!?」

「織姫も織姫で、それを面白がって焚き付けるようなマネをしなければいいが」

「それ完全に悪女ですよね!?」

「多分、彦星が濁流に呑まれても織姫はゲラゲラ笑ってるだけで助けないだろうなぁ」

「リアル過ぎます! 夢も希望もあったものじゃありません!」

しみじみと云う桃に、狗は多少夢を壊された感がしていた。

「でもまぁ、紆余曲折はあったが、願いがどうとかってのは本当だからな。短冊を吊るすのもいいんじゃないか?」

「…その話を聞いた後だと、とても信憑性を疑問に思わざるを得ないのですけど…」

半分引いている狗の言葉を聞き流し、桃は短冊とペンを狗から受け取った。

「ところで、先程から一つ気になっている事があるんだが」

「はい? 何ですか?」

そう云って、桃は笹の中間辺りを指さす。

「あそこに既に短冊が吊ってあるのは知ってるか?」

「え…あ、本当ですね」

桃に云われて初めて気付いたのだろう。狗は桃の指先にある短冊を目を細めて見る。

「あの短冊に‘狗ちゃんとラブラブハッピーデート by.申’と書いてあ…」

桃が言葉を最後まで紡ぐ前に、狗は電光石火の勢いでその短冊を外し、その場でビリビリに破いて捨てる。

「かつて無いくらいに素早い動きだな」

軽く肩で息をしている狗に、桃は関心して呟く。

「申さん…後で吊るします…」

怒りに燃え、唸る様に云う狗。

「で、俺はもう書いたから吊るすが、狗はどうするんだ?」

バックに炎を纏っている狗だったが、その桃の言葉を聞いて我に返る。

「そ、そうですね。私も願いを書いて吊るします」

「そうか。じゃあ、俺は先に休ませて貰うぞ」

狗が何を書こうか悩んでいるのに対し、桃は短冊を適当な場所に吊ると、宿へと踵を返す。

「はい。お疲れ様です桃さん」

「お疲れ。申を吊るすのを止めはせんが、早く寝ろよ」

狗の声掛けにそう応え、桃は宿の中へと姿を消した。

「…桃さんに願いって今一つピンと来ないけど、何を書いたんだろう?」

独り言を呟き、何とは無しに桃が吊った短冊を見る狗。そこには

‘アナゴ君と一杯呑む’

「…」

狗は、何も見ていない事にし、短冊に‘桃さんの思考と姿がマトモになりますように’と書いて、静かに短冊を吊るした。

続く。


桃太郎シリーズ本編関係無い編第二回、いかがだったでしょうか。

まぁ、七夕って事で七夕ネタがやりたかっただけなので、登場人物も二人だけにしました。本当は申も出したかったんだけど、何かどうせ桃か狗に虐げられて終わりな気がしたので出しませんでした。

さて、とんだ寄り道をしましたが、次回は必ず鬼ヶ島編にいきたいと思います。もういい加減桃太郎も終わりにしたいしね。

ではでは、また次回お会いしましょう。さよ~なら~。


もう十数年間海もプールも行ってないなぁ…。今年は行こうかなぁ…。燐貴でした。

自分の駄目男っぷりを痛感。二度と同じ過ちをするものかと心に誓う。

急な気温の変化に全く付いていけません。ゴミクズ製作所の燐貴です。暑過ぎると思います。


人類は、今までに幾つか不可能とされるモノと戦ってきた。

円周率を計るのだってそうだし、不老不死だってそうだ。

不可能と判っていながらも、人はその先の答えを求め、それ等を現実のモノとする為に、様々な戦いを見せてきた。

その中で、挫折した者も居るだろう。志し半ばで倒れた者もいるだろう。

だが、いつの世も、常識とは覆されるモノで、人類が高度な知能・科学を有するにつれ、それ等‘不可能’を‘可能’にまで昇華させてきたのも事実であろう。

そう、人とは常に、不可能と戦い続けながら生きる生き物なのだ。


と云うわけで、彼女ができました。不可能を可能にした男・燐貴。


いえね、僕みたいな男に彼女なんて崇高な人ができるなんて不可能に近いんですよ。こんな、ブログに‘ゴミクズ’とか命名しちゃってる男に彼女なんて。

分不相応なのは重々承知。ですが、事実は事実として受け止めるのも、人として必要な事ですよ元・同志諸君。君達はロンリーで僕はロンリーじゃないという違いg痛い痛いゴメン調子に乗った事を謝るから投石は止めて。

で、今日の日記は彼女ができたこの喜びを延々と綴るモノ…ではなく、一寸した問題がありまして、そちらのお話をしようと思っています。


実は、彼女はこのブログの存在を知っています。いやマジで。


ゴミクズ製作所ってタイトルのブログを綴っている奴が、果たして本当に彼氏でいいのか疑問になりますが、それはこの際、僕の幸せの為に措いて置きます。

と云うか、つい最近になって知ったと云うか教えたと云うか…。

と云う事は、と云う事はですよ? 日記を約2年前当初のモノから順に読んでいるという事になります。


えぇそうです。今でこそほぼありませんが、当初はどこ見ても‘おっぱい’って文字が躍り狂っておられました。


もうね、気が狂ってるとしか思えん。普通、こんなブログを彼女に見られたら自殺モノです。

で、それも措いて置くとしまして、ブログやサイトの管理人にとって、その彼女が自分のブログを知っているというのは、とてもリスキーな事に他なりません。

中には、今までみたいに自虐ネタや下ネタが使えなくなったりする人もいると思います。自分の持ちネタを潰し、彼女好みのブログを見せる人もいるかもしれませんし、気持ちは判ります。


ですが当方、ネタを自重する気は毛頭御座いません。


いえね、ブロガーにとってネタが潰れるというのは致命傷であり、僕は自分が楽しめなければ閲覧者様も楽しめないと考えているので、自重なんてもっての他なんです。

まぁ、それでもネタの幾つかは無くなりましたが、これからも僕が面白ければ良いの精神を貫きますので、文中に‘おっぱい’の文字はカバティの如く踊り狂う事間違い無しです。いや例えが判らんが。

と云うわけで、これからも燐貴さんは変わらずに妄想街道を驀進しますので、閲覧者諸君はキチンと付いてくるように。以前から付いて行けてないってツッコミは却下の方向で。

よし。超個人的な幸せ報告という名の自己満足も終わったし、次こそは桃太郎の続きを書くぞ。ではまた次回。


何? ノロケなんて聞きたくない? 約4年ぶりのノロケなんだから少しは聞け。燐貴でした。