童話・昔話 ~ももたろう~ 桃の一撃 | ゴミクズ製作所

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燐貴プレゼンツ・ゴミクズ製作所。日記メインのブログに御座います。どうぞ、お暇な人もそうでない人も、目に留まったのでしたらお立ち寄り下さいませ…。

相変わらず予定を守る事ができません。ゴミクズ製作所の燐貴です。待ち合わせとかは必ず守るんですけどねー…。


前回、次回更新が22日とか云って、全然守れてません。いや本当に申し訳ない。

いいですか皆さん。僕が云うのもアレですが、約束ってのは破る為にあるのではなく、守る為にあるのです。破る事前提での話をしたら、約束という概念なんていりませんからね本当にごめんなさい。

こう…何でしょうね…やっぱり自堕落なのがいけないんですかね。ついつい自分に甘くなってしまうんですよね私情って。

いや、いいや。何かまた云い訳っぽくなってきたので、さっさと本編へと進めたいと思います。

では、桃太郎の続きで始まりでおま。


申の森から二日程歩き、一行は扇山という山を登っていた。

「確か、麓の村の情報ですと、この辺りに雉さんがいるという話なんですが…」

額に浮かんだ汗を拭い、狗は桃へと話し掛ける。

「って云うか桃の旦那、どこまで登る気っすか?」

狗の質問に答える為に振り向いた桃に、申はゲッソリした顔で尋ねる。

「まぁ、雉が見付かるまでだな。狗も云った通り、この辺にいるという情報だからな」

疲れを隠せない二人に対し、桃はいつもと変わらない涼しい顔(?)で答える。

「最悪、頂上まで登る事になるかもしれんな」

遥か上方にある頂上の方を向き、桃は云うが、恐らくそこまで体力がもつのは桃だけであろう。

「頂上ですか…」

桃に倣い、狗も頂上へと視線を向けるが、その高さに軽く目眩を起こしてしまう。

「ここらで一寸休みましょうよ桃の旦那~。急いでも得な事なんて無いですって~」

そう云って、申はその場に座り込んでしまう。

「確かに…私も、もう足が棒の様です…」

我慢強い狗も、流石に今の状況が相当キツイのか、脹脛を擦りながら申の言葉に同意する。

「何? 狗ちゃん足疲れたの? 俺が優しく揉んでやろうか?」

「蹴り落としますよ?」

「十分元気じゃないか?」

戯言をヘラヘラと云う申に、狗は睨んで威嚇する。それを見ていた桃は、やれやれといった感じで溜息を吐いた。

「申が蹴り落とされるのはどうでもいいとして…」

「ちょっ! 良くないっすよ!」

桃が顎(?)に手を当てて考えながら云うと、即座に申がツッコミを入れる。

「確かに、二人共疲れているみたいだから、一度休憩にするか」

桃の言葉で、狗も近くの岩に腰を掛ける。

「ふぅ…流石に山登りは疲れますね」

云いながら、足を揉み解す狗。申はその行為を目を見開いて凝視していたが、それに気付く程、今の狗に余裕は無かった。

「そうだな。平地よりは多少疲れる」

足元にある拳大の石を拾いながら云う桃だったが、口調からは全く疲れを感じさせない。

「全然そうは見えないんですけど…と云いますか、石なんて拾ってどうしたんですか桃さん?」

拾った石をポンポンと軽く宙に上げてキャッチする動作をする桃に、狗は疑問を投げかける。

「ん? 危ないなと思ってな」

「その石がですか? 流石に躓いて転ぶみたないな事は無いと思いますけど?」

見たところ、何の変哲も無い石を桃が危ないと云う理由が判らず、狗はさらに疑問をぶつけた。

「いや、そういう事じゃなくな…」

「?」

頭上に疑問符を浮かべる狗に、桃は人差し指を上方に向ける。

それに倣い、狗が頭上を見上げると、

「落石が危ないなと」

「キャーーーーー!!」

疲れで気付かなかったのか、まだ距離はあるが、狗の頭上に大きな岩が落下してきていた。

「逃げっ…!」

慌てて逃げようとした狗だったが、疲れと驚きで腰が抜けてしまったらしく、座ったままの状態から動けずにいた。

「狗ちゃん!」

咄嗟に動こうとした申も、疲労した足で俊敏な動きは無理な様で、立ち上がるので精一杯といった様子になっている。

そして、岩石がもの凄い勢いで落下し、狗が半ば死を覚悟した瞬間、

「よっと」

桃が手にしていた石を、まるで軽く投げ捨てる様に岩石へと投げ付けた。

石が岩石に当たり、次の瞬間。

ガインッ!!

ぶつかったと思ったら、桃の投げた石が岩石を遥か遠くまで弾き飛ばしていた。

「…え?」

何が起こったのか今一つ判らない顔で、狗と申は、元岩石が落下してきていた場所と桃とを交互に見る。

「落石注意の標識でも立てておくべきだな。後で麓の村に進言しておこう」

そんなに大きな出来事では無かったかの様に、シレッと云い放つ桃。

「後は岩が落ちてくる音は無い。ゆっくり休め」

そう云って、桃もその場に座り、水筒の水を浴びる。

「え? って云うか、今、岩石降ってきたっすよね?」

「そうだな」

まだ状況整理が出来ていない申の問いに、桃は胡坐をかきながら答える。

「石で岩石を弾きませんでしたか桃さん?」

「そうだな」

申と同じく、まだ整理が付かない狗の問い掛けも、同じ様に答える桃。

「………」

場に、少しだけ静寂が下りる。

『いやいやいやいやいやいや! 無理だから!』

そして、狗と申は同時に手を左右に振りながら叫ぶ。

「まぁ、疲れていたのだから、無理に避けろとは…」

「いや、そっちじゃなく!」

桃の言葉に、またもや即座にツッコミを入れる申。

「普通…って云うか普通じゃなくてもですけど、小石で岩石を弾き飛ばすとか絶対無理ですから」

「そうっすよ! 漫画やアニメに良くある、粉々にするとか穴を空けるとかだったらともかく、弾き飛ばすなんて聞いた事無いっすよ!」

勢い込んで云う二人だったが、当の桃自身はそんな凄いとは思っていない様だ。

「ん? 粉々にした方が良かったか?」

「出来るんかい!?」

「誰でも出来るだろそのくらい」

「出来ませんから! 絶対無理ですから!」

普段と変わらない口調で云う桃に、二人はツッコミを入れる。

「ふーん。弾くだの粉々にするだの、二人共結構細かい事をきにするな」

『全然細かくない!』

やれやれといった感じで云う桃に、二人はまたもや同時にツッコミを入れた。

そして二人は改めて思った。桃は外見も異常だけど、中身はもっと異常だ。と。

「まぁ、そんな細かい事よりも、雉についての事だが…」

「細か…もういいです…」

桃の言葉に何か反論しようとした狗だったが、云っても無駄だと思い、言葉を途中で切って脱力する。

「申の後ろにいる、刀を携えた奴がそうだと思うんだが、どうだろうか?」

云って、桃は申の後方を指差す。

「ふふふ…流石は桃太郎殿…気配を殺していても、拙者に気付くとは」

そこには、腰に刀を携えた、一人の男が立っていた。

「あー…とりあえず聞きますけど、いつからそこに?」

「二時間程前から、ずっとお主等を付けておった」

二時間前というと…まぁ、山を登っている最中だったが、狗も申もそんな気配には全く気が付かなかった。

「そうですか。二時間もお疲れ様です」

「やっぱ頂上まで登る必要無かったっすね」

「…え?」

疲れた溜息を吐きながら云う狗と申の態度に、男は拍子抜けした。

「いやあの…もっと‘何!? そんなに前から居たのに気付かなかった!!’とか‘我々に気付かれずに近付くなんて!?’とか、そういった驚きは無いのでござるか?」

何を期待していたのか…まぁ、そういった事を期待していたのだろうが、男はあまりにも杜撰な態度に、つい本音を漏らしてしまう。

「え~…? 驚きなら、桃さんの今の一連の出来事でお腹いっぱいですよ~…」

「驚こうにも、インパクトが足んないね…」

心底どうでもいいのか、二人はぐったりとしながら云う。

「と云うか、俺は二時間前からずっと何で着いて来てるのかが謎だったんだが、やはりお前が雉か」

「やはり拙者が雉でござるよ!」

桃はやっと謎が解けたといった風に云うか、何だか期待していた展開と違ってしまった雉は、半ば自棄になりながら怒鳴る。

「それにしても、桃さんの事を桃太郎って云ったの初めてですね」

「少なくとも、太郎が付くようには見ないからなぁ」

狗の意見に、申はウンウンと頷く。

「失礼な。どこからどう見ても桃太郎だろう」

そんな態度が気に触ったのか、桃は腰(?)に手を当ててフンッと鼻息を荒くした様に云うが、その姿は、どこからどう見ても、桃に手足の生えた奇怪な生き物だった。

「確かに云われてみれば…物の怪の類でござるか?」

二人に云われ、雉も顎に手を当ててそんな事を云う。

「狗娘と申男と雉侍みたいな奇妙な生き物に云われたくないな」

『お前の方がよっぽど奇怪だと云っとろうが!』

心外だと云わんばかりの桃の言葉に、今度は三人同時に叫び返す。

「ふ~ん…君達の態度は良く判った…」

そう云うと、桃はユラリと立ち上がる。

「つまり、君等三人は俺に勝負を挑んでいるという事でいいんだな?」

云って、桃は指をバキバキと鳴らす。

それを見た雉は、刀に手を掛け、臨戦態勢に入る。

「望むところで…」

「いやですね~桃さん。桃さんと一番付き合いの長い私が、桃さんの敵になるわけないじゃないですか~♪」

「そっすよ~。自分も、桃の旦那には一生付いていこうと思ってんっすから!」

狗は極上の笑顔を振り撒きながら桃側へ。申はヘラヘラと調子の良い事を云いつつ桃側へ。

ポツーンと、やる気と共に一人残される雉。

「…所詮、きびだんごを貰うまでは敵地でござるか…」

様々な感情が入り混じって涙する雉。

「さて…管理者もこれ以上引き伸ばすのはもう限界って感じだから、そろそろ始めようか」

「…そうでござるね」

最早何かを諦めきった雉は、桃の言葉に力無く頷く。

「じゃあ、今回の最後に、名乗らせてやろうか」

そう云うと、桃は右手を雉に向かって突き出し、クイックイッとかかって来いという意思表示をする。

「何か非常に引っ掛かるモノを感じずにはいられないでござるが、しからば!」

そして、雉は鞘から刀を抜き、正眼に構えを取る。

「空翼一刀流・倖頼 雉! いざ参る!」

続く。


…長い。長いよ。いつもの事だけど、雉のキャラも行き当たりバッタリだし展開も場面も行き当たりバッタリだし、長いよ。

本当にこんな長いの読んでる人いるのかと疑問に思うくらいに長い。文章短く纏める能力が著しく欠如いてる。

何かダラダラと書きたい様に書いてますが…本当にこれでいいんだろうか。コメントも何も無いから判らん。

ともかく、桃太郎はまだ続きますので、もう少しお付き合い下さい。

ではでは、また次回お会いしましょうさようなら~。


そういやアメブロの機能判らなすぎ。誰かレクチャーして下さい。燐貴でした。