ギター好きなら南部鉄器エフェクターというものを知っている人も多いだろう。

以前にもこれについて記事を書いたが俺はこれをものすごくよくないものだと思っている。

理由は錆びるからだ。

 

エフェクターどうのこうのより、南部鉄器というものが絶対に錆びるのだ。

知らない人も多いかもしれないが、これは古い時代からある調理器具や家具で使われている。

鍋に多い。ネットでは鍋が錆びたときの手入れ方法などが当たり前のように紹介されている。

俺は南部鉄器を批判してはいない。実際に俺もやかんを持っている。昔実家で南部鉄器の鍋でよくすき焼きをしていた。

熱の通りが強いのでいい調理器具だがやはり錆びるのがやっかいで、普通のものより神経をつかう。

 

この南部鉄器エフェクターにおいて錆びに関する説明はどうか?サイト等を見た感じ何もない。もしかしたら箱の中に説明があるかもしれないが、それだとしても許されない。買う前にわかるようにしないといけない。それが人様にモノを売る上での常識のはずだ。細かいことはある程度、そこまではしなくていいってこともあるが、本体が錆びる可能性があるなんてことを説明しないのはどうかしているとしかいいようがない。

画像は中古で売っていたものだ。錆びて嫌になったか、音がたいして気に入らなかったかはわからんが。

このまま使い続けると確実に時間とともに広がる。湿気の多い日本環境にすんでいる人間ならすぐ理解できるだろう。そして錆が進行すると鉄自体を腐食するし、他の物体に錆が移る。他エフェクターやプラグ、ギター機材もろもろ、そんなことはあってはならないことだ。そんなことになったら使わないだろう普通。必ずなるわけじゃないが、少なくとも気をつけながら使わないといけない。手汗が付いたら錆びるし、汗だく状態で、顔から落ちた汗が付いたら高確率で錆びる。そんなことになる可能性のあるものを使いたいと思うか普通?錆びたら落とすのが基本だが、このようなエフェクターという物体でそれができると思うか?普通の人は分解なんてできないぞ。このままブラシをかけるのか?そういことを考えた上で購入を決めなければいけないわけだ。すでに購入したほとんどの人間はそんなことを考えていないだろうし、夢にも思っていないだろう。

 

だが作っている人間は絶対にわかっている。しかしそのようなことを説明はしていない。これはほとんど卑怯なやり方だ。もし上記のような画像をもって事前に明確に説明をしていたら売り上げは落ちるはずだ。だからやらないだろう。それは楽器というものを売るという人間において褒められたもんじゃないし、心底、根の部分まで信用できる人間じゃない。ひどいことを言っていると思うかもしれないが、冷静に考えてほしい。このエフェクターに興味のない人にとってはホントにどうでもいい話でしかないと思うが、もし自分がこれを見た目でグっときてしまい、買ったとしよう。その後自分の汗が当たって上の画像のように錆びたらどう思う?気にしない人は気にしないと思うが、すべての人間がそうではないだろう。それと気にしなくともやはり、他の機材に移る可能性があるので危険だ。このエフェクターがどうなろうと気にしなくても、他のエフェクターがもらい錆をしていたらどうする?キレるだろ?それでも気にしない人間は異常だろう。

 

南部鉄器エフェクターを画像で見て思うのは必ずすぐ錆びるわけじゃないが、長い時間を経ると高確率でさびる。少なくとも手汗などがよく当たっていると絶対に錆びるだろう。使っていないで置いているだけでもおそらく錆びる。日本は湿気が多いから無理だろう。家具でメタルラックってよくあるがクロームメッキされたあれでさえ、人の手で触るから時間が立つと錆びるわけだ。日本の環境ではメッキですら錆びるのに、南部鉄器が錆びないわけはない。

 

 

 

上記も中古の写真だが、これは最初の画像の製品のブツブツ(ブツブツしているのは南部鉄器の象徴ともいえるデザインであり、このエフェクター独自のデザインじゃない。伝統的な模様を取り入れている。しかしこれが逆に錆びやすい要因になる。汚れが掃除しにくい。他にも確認できる南部鉄器の錆びた中古品はこのモデルだけで、同じブツブツに出ていた。他に中古じゃないが、セミプロっぽい人の紹介写真でボードに組まれていたものを見たが、結構がっつり赤錆びが出ていた。)よりかは錆びにくそうだ。しかし左下を見てほしい。何かとこすれて塗装が落ちて、銀色の鉄肌が見えている。塗装はかなり薄いというのがわかる。一般的に大手メーカーであれば、粉体塗装か、繰り返し行い厚くする。BOSSとかで塗装が剥げるときはボロっと落ちるように取れる。この南部鉄器は質感を優先しているから薄いのだろう。厚くしたらせっかくの南部鉄器の見た目が台無しになるといったところなのだろう。しかし、それで錆びやすいって楽器としてはどうなんだと考えてほしい。

 

鉄のケースで有名なものをあげると、RATがそうだ。古いものを中古で見るが、錆びているものが多い。

俺もRATは持っているが、粉体塗装でしっかりした塗装だと思う。企業の恥ずかしくない塗装といえる。だが、そんなふうにしっかりしていても鉄だから時間がたつと錆びる。原因はほぼ手汗だと思うがな。

それでもRATなどは10年、20年たつと錆が目立ってくるって話だ。南部鉄器は場合によっては数日で錆びる。錆る速さがぜんぜん違う。

 

上の南部鉄器は簡単な焼付塗装だと思われる。塗装の剥がれ方を見ると弱いものにしか見えない。結論これもそこに手汗が付いたら簡単に錆びる。

 

まだ南部鉄器エフェクターの購入者が多いわけでもなく、購入後経過した時間がだいたい5年くらいなので、錆びについてのフィードバックが出てこないのだろう。しかし、いずれ少しづつ出てくると予想できる。とりあえず中古市場に錆びた南部鉄器エフェクターが見て取れるようになってくるだろう。そしてだんだんと錆びるという欠点が明確化されてくるはずだ。そしてこれを作っているKGRという人は、どういう対応やアクションをするのかを俺は注目している。

 

すごいことに南部鉄器エフェクターは海外展開をしている。EarthQuaker Devicesというメーカーが南部鉄器の筐体を採用している。内容としては元々あるモデルの筐体を南部鉄器にしたという製品のようだ。根本的なオリジナルではないっぽい。

下の文字が小さくて細かいから、ぐちゃってるけどな。ここでも相手企業に錆のことなんも説明してないのだろうか?

メルカリで見ていたらすでに中古で出品されているものをいくつか見た。なんで売るのかなという疑問よりも、なんで買ったのかという疑問のほうが大きい。なんで買ったまではいいか、買ってなんですぐ売るのかがわからん。何をどんな部分を期待していたのだろうか?見た目の部分で買ったんじゃないのと思う。このメーカーのものがただほしい場合は通常モデルでいいはずだ。わざわざ価格の高い南部鉄器のほうを選んだんだから、南部鉄器の部分がよくて買ったんじゃないのと思う。それで音が気に入らなかったとしても別にコレクションとしてもっていればいいわけだろ。今のタイミングだと販売されてからまだ一年くらいか?なんで売りにだすのかがわからん。理由は今なら高めで売れるということを言ってくると思うが、そうなるとだからなんで買ったのって質問に戻る。なんかの理由でただで手に入れることができたとかは別だけどな。

 

製作者のKGRという人は精力的に海外展開をしているようだ。これはビジネスマンとして素晴らしい。ほぼ一人でやっているようだが、尊敬にあたいする。しかし錆びる南部鉄器エフェクターってものは、どう考えてもズレたものでしかない。モノ自体がダメというよりも、錆びるということを明確に説明していないことが絶対にダメな部分だ。理解した上でユーザーが買うというのであれば問題はない。

 

最近海外の楽器フェアに出展していたようだが、そこで現地の来場者が結構、買ってくれたそうだ。そういった外人も錆びることなど夢にも思っていないだろうし、手汗で早い段階で錆びたらどう思うだろうか。

 

このKGRという人はすごくがんばっているのはいいのだが、エフェクターを売る人間としてちょっとズレている。まずプロフィールでエフェクターのケースの違いによる音に注目したとかどうのこうの書いてあるが、エフェクタービジネスとしてはかなりどうでもいい部分だ。音にたいしてどうのこうのやるなら他の部分に時間をかけたほうがいい。

 

あと過去にはプラスチックケースで作ったエフェクターを売っていた。今はもうやっていないようだが。そのケースはアマゾンでうっているような両側に取ってがあり、蓋がそれでロックできるタイプだ。エフェクターとして使える強度はない。フットスイッチを繰り返し踏むことで割れる可能性があるし、フォンジャックとかを取り付けている、部分とかも強度が不十分すぎる。プラスチックでもケース専門メーカーのタカチ製とかだと産業用だから使い物になる。ただの安いプラボックスで作って人様に売るとか完全にただの素人でしかない。まぁ昔の話ってやつかもしれないが。他にも当時は木材を使ったモデルもやっていたようだ。

 

何かズレているのは現在やっていることでも同じだろう。南部鉄器と伝統工芸品の延長でタンス作りの技術を使ったアンプケースってのを販売していた。今でもそれを受注しているのかはよくわからんが、持つところと角の鉄部品などをギタリストの汗をかいた手で触ったらやはり簡単に錆びるであろう。木の方は漆塗りなのかな?ギタリストの手汗はそのへんにもよくない。そういうモノを売るのはいいが、そういった説明がないのが何度も言うがよくない。中華の商売のしかたと同じになってくるんだよな。売りさえすればいいってことになってくる。

 

他にも以前の記事で書いたが、南部鉄器エフェクター以外にも普通のエフェクターを売り出している。普通と言っていいかは謎だが。アルミケースになんの塗装もせず、文字印刷をしていない。代わりにハンコで文字をつけている。

 

前にも書いたが、落ちない強力なインクだとある程度の強度はあるが、普通のだとすぐ落ちる。

というよりハンコの時点でどうなんだこれ?結構このシリーズも価格は高い。これで15000円以上はしていた。

よくこんなんで売るなと思う。あくまで低価格なエフェクターっていうのであればいいが、普通にガッツリとした価格だからな。

それでも買う人間がこのシリーズもそれなりにいるので不思議だ。その反面中古にもよくでているけどな。

結局この人のエフェクターってネット上にあった回路を元にしただけのものが多い。南部鉄器エフェクターは自分なりの何か、アイデアとかを入れているのかもしれないが、他の多くはほぼ元回路のままだろう。1人の人間がたくさんのエフェクターを出しているとなるとそうなるだけなんだよな。いろいろとアイデアや技術を入れるとなると、一人の人間がたくさんの数なんて出せないし作れない。30年40年やっている人は別だけどな。この人のの場合、10年くらいはやっているのかな?10年くらいじゃ歪から残響まで一通り自分のアイデアがつまったものを出すなんてできない。50年やっても多くの種類でアイデアを誰でも出せるわけじゃない。その証拠にこの人のシンプルなエフェクターシリーズは何々系ってものばかりで、機能がカスタムされているわけでもなく、単純な作りのものばかりだ。こうなるとある意味、ネットの回路をただ作ったに近いエフェクターってだけになる。それをけっこうそれなりの価格で買っているやつらってのは、俺としては不思議というか、何もしらないんだろうなと思う。音はいいってことを言ってくるやつもいるとは思うが、それはある意味あたりまえだ。元となった製品は世界で売られている大手企業のエフェクターだから当たり前だ。このシリーズもイシバシとか大手で売っているが。正直、不思議だな。よく扱うきになったな。まぁ、楽器店は買い取っているわけじゃなくて、売れたらKGRに金をはらう。売れなきゃただの返品で終わる。そういう取引のはずだろうけどな。

 

そういうわけで、必ずといっていいほど、いずれは錆びるのでよく考えてから買え。作って売っている人間がそうのようなことを明確な説明なしに売るので、わかっている知っている人間は、他の人間に教えたほうがいい。ネット上で広めたほうがいい。批判をするということではない。確かな事実を知らせたほうがいいということだ。錆びだぞ、錆び。エフェクターが錆びるわけだ。古い鉄ケースのエフェクターじゃよくあることだし、ギターでもビンテージだとパーツが錆びている。だかそんなに気にすることもないだろと思うかもしれないが、錆びが進行して広がるレベルがそのへんとは違ってかなりよくないものになると思う。何より、買ったほとんどの人間が、上記の画像のように気づいたら錆びていたってことになったら、普通に嫌であろう。よってこの南部鉄器エフェクターの錆びについての懸念は広まったほうがいい。