FIRST TAKEという番組があるが、いろいろと言われている。検索するとたくさん出てくる。多いのは歌手のピッチ補正についてだ。おもしろいのが、外国人が解説動画を作っていたことだ。ご苦労なことだ。



ピッチ補正自体は何も問題のあることじゃない。ネット時代以前から普通にTV番組でもやっていたことだろう。問題なのは、「完全な生歌」という趣旨なのか?そういうことをコンセプトにしていながら補正しているから批判されまくっている、そういうことだろう。非常にくだらんね。最初からそんな無理な趣旨を立てなきゃいいだけなのにな。
あと一発撮りについてだが、これが嘘であるという証言は見当たらない。あるのかもしれないが、補正みたいにYouTubeでいろんなやつが湧いてくるほど盛り上がっていない。
 

ここからは俺の考察だが、間違いなく撮り直した撮影はあるはずだ。単純な考えだが、何百くらい番組の動画があると思われる中で、すべて一回で終わらせているとか現実的に無理だ。絶対に誰かしらミスなり、何か機材トラブルなりでストップすることはあるはずだ。音楽の演奏に限らずどんなことでもいいのだが、仕事や作業で何百回もやっていると必ず数回はストップとかNGってことが起きる。人のミスだけでなく、使う機材や道具が動かなかったり故障したりすることもあるわけだ。番組の最大のコンセプトである「毎回すべての撮影で一発撮り」ってのは絶対に不可能なことのはずだ。
ただ、ミスったり機材トラブルが出たりしてストップした。それをそのまま撮影して、やり直すところまで正直にやっていたとしたら、FIRST TAKEという番組としてOKなんじゃないかと思う。もちろんファーストテイクではないのだが、番組自体が多くの人間に批判されるようなことにはならんだろう。ただこうなるとアーティストサイドでNGになることが多い。ミスったところも堂々と見せてもいいっていう肝のすわった人間じゃないとダメだろうな。昔、Hey! Hey! Hey!でウルフルズのギターがミスって演奏が止まったNG集を見たことがある。「お前なにやってんねんw」って楽しそうにしていたが、こういうバンドや人たちじゃないと無理だろうな。
 

ただミスとしては歌詞を間違えた人が実際にいるようだ。岡崎体育は撮り直しを希望したが受け入れられなかったと言っているそうだ。
ここでまた俺の考察なのだが、歌詞間違いなんてのは番組サイドからしたら全然OKなものになると思う。むしろ今のような批判が湧いている状況だと、視聴者に「本当に一発でやっている」と思わせるいい材料と考えているかもしれない。
番組にとって完全にNGなのは、演奏や歌手が歌詞を忘れて歌が止まってしまうことだろう。先ほども書いたように、すべてのアーティストで演奏が止まることなく番組が続いていくなんてことは絶対にないので、誰かしらは撮り直しをしているはずだ。ただ当たり前のことだが、撮り直しが悪いということは何もない。よくあることだ。ダメなのは「ファーストテイク」なんてコンセプトでやっていることだ。
それでもカメラがいくつもあって、歌手だけを撮影しているわけじゃないから、歌手がしくじったとしても映像は楽器隊にして、歌は編集すればいくらでもごまかせる。ちゃんとやればバレないくらいに作れるはずだ。番組動画のどれかしらはこのやり方で作っていることだろう。生放送じゃないから結局いくらでもフェイクができる。
岡崎体育の「歌詞間違いを受け入れられなかった」という証言だが、ここに一つの答えがあるように見える。この言い方だと、やり直し自体があるという前提で話しているように聞こえる。やる前から「絶対にダメ」という認識であれば撮り直しの要望をしないはずだ。それに歌詞間違いという、本人にとっては嫌だろうが、そんなに大きなミスでも問題となるわけでもないことで撮り直しを申し出るということは、岡崎体育が「撮り直しは絶対にできない」という認識ではなかったと見て取れる。打ち合わせや説明時に、過去に撮り直した事例とかを聞いていたのだろうと思われる。先ほども書いたが、番組サイドにしたら歌詞間違いなどは問題としないだろう。
 

この番組もこの先どうなっていくか、いくらか興味深い。このままフェイクなものを世に出し続けるのか。最初から「一発撮り」「生歌」とか、そんなコンセプトでやらなきゃいいって話だな。それを決めた人間はまともな頭してないんだと思うね。とにかく最終的に金になること優先の頭でしかない。現実的に不可能なコンセプトで商売をする。中華の詐欺商売とあまり変わらんくらいに感じるものはある。個人的な話でしかないが、こういうのは俺はホントにヘドが出るほど嫌いでね。音楽番組としてはいい番組なんだけど消えてほしいね。外国人までがフェイクとか言って動画作ってんだからマジしょうもねぇ。恥ずかしいね。