クリスマスツリーMerry Christmasクリスマスツリー



楽しい一日をお過ごし下さい。

私は当直室で。。もう4年連続イヴ当直あせる

ただクリスマスには全く興味がないからどうでもいいんですけどね。

とかなんとか言っちゃってちゃっかりプレゼント買っちゃったりしてるんですがラブい

しかーしもうあげちゃったから関係ないあせる


クリスマスのせいにして買い物したかっただけだったりして…。



さて、前置きが長くなりました。

今回は旅日記も含まれていて長いので、お時間がある方はお読みください(笑)

お時間がない方は、お暇なときにお願いします。多分10分くらい取られると思いますガーン



「病院前救護体制における指導医等研修」


というものに参加してきました。年に二回かな?日本では東京と神戸で一回ずつ開かれ、地域の救命に携わる医師が、厚生労働省→県→病院からの命令で

「行ってきなさい」

と言われて参加します。多分…


今回は神戸で開催され、北海道から沖縄まで60人の救命医が集まっていました。


「医長」や「教授」なんて偉い先生もいますが、大体は自分と同じくらいか少し上くらいの先生でした。神戸は生まれて初めて行くので楽しみです。


電車が阪神、とか阪急、とかJR、とか色々あってよくわからないのでタクシーで向かうことにしました。



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久しぶりに関東を離れるのが嬉しくてたまりませんが、この研修は3日間にもわたるので、少しドキドキでした。しかも一人ぼっちだしあせる


さて、今回学ぶmedical controlとは…私もよくわかっていなかったのですが、要は救命士さんと病院の間の話です。


救急車を呼ぶと、まず救命士さんは患者さんをみて、いろんなことを判断します


・やばい死にそうだから気道確保と心臓マッサージをして、点滴も必要かもしれない


とか


・この人はあまり大きな病院じゃなくてもいいかな


とか、


・大きな事故だから、今は会話しているけど、そのうちに血圧が下がりそうだぞ


とかね。で、

「こんな判断をして、こんなことをしてる、もしくはしたいんですけど、どうですか?」

などと言う電話を病院にします。

それ以外にも、

「今日は○○病院は消化器の先生が当直だから胃カメラをしてもらえるな

「この人は危ないから救命センターだ」

などと判断し、病院選定を行います。


そんな事例を後からチェックして、ホントにこの時この判断で良かったのかな?とか、色々反省をし、還元していくことがmedical control!!


大まかには当たっているでしょうか…


研修ではワークショップと言って、グループを作り、medical controlについて考えたり、講義を聞いたり、いろいろな方法で学んで行きました。


いろんな地方の先生とお話をしましたが、

例えば大阪では、今救命士さんが、低血糖の患者さんには点滴をとって糖分の高い輸液を入れて、早く低血糖に対応する試みが始まってるとか、そんな画期的なことだけでなく、北海道はあんな広いのに、まだドクターヘリが入ってないから、もうすぐ導入されるのが楽しみなんですよ。とか、名古屋は東京みたいに病院がたくさんあるから、たらい回しが結構あって、救命センターに押し付けられちゃうことも多々あるんですよ。とか


ここには書けないこととか(笑)


そういう生の情報が聞けたのも良かったことでした。


地域によって全然違うんだなあ。


驚いたのが、大学の同期のI川そのちゃんに会ったこと。苗字は変わっていましたが…。

そのちゃんは、医学部の前にも大学を卒業していて、中国にも留学していたという勉強熱心な同級生です。そして大学の後、九州で研修してから関東に戻ったとのことで、島で働いたこともあるとかで、興味津々目


今は救命センターで働いているわけではなく、内科医として働いているそうですが、救急車とかかわるところで働いているため、今回この勉強をしに来たとのことでした。


全国から60人しか来てないのに、すごい偶然ニコニコ


大学の時はそんなに話したことは無かったのですが、明日一緒に夕飯を食べる約束をして別れました。


不思議な出会いにびっくり。




さて、ホテルですが、三宮の近くのホテルに泊まりました。



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中庭はこんなにオシャレな感じです。だいぶ小さなホテルですけど、小さなチャペルもついていますベル


びっくりしたのは、毎日毎日タルトをプレゼントしてくれることさくらんぼ

そういうプランを秘書さんが選んでくれたんでしょうか…。


私はそんなに甘いものが大好きではないので、しかも朝食も毎朝しっかり食べるとなると、お腹の余裕がなくて、最後の日のお昼に、パスタのお店に勝手に持ち込んで食べていたら店員さんに怒られましたむかっ


自分が悪いけど怖かったショック!




Patisserie TOOTH TOOTH というお店のケーキです。

甘かったけど、スイーツ好きにはもってこいのお店だと思いますニコニコ

でも、しつこいけど毎日はね…あせる


一日目の夜は、たくさん歩き回ろうと決めていたので、4時半に講義を終えて5時半にホテルホテルに荷物を置き、いざ神戸の街へ出発。



神戸には後輩とか友達とかチラホラいますけど、みなさん仕事忙しいだろうし、突然ヤッホーって現れるほど仲良しでもないし、一人旅は覚悟していました。


今福岡にいる仲良しの人と遊ぼうと思った目論見も崩れ、仕方がないので、「るるぶ」の神戸のフリーペーパーをホテルでゲットし、いざ出発です走る人


まずは元町を目指しました。

神戸に来たら神戸ビーフを食べたいなと思いましたが、一人でステーキナイフとフォークを食べる勇気はなく、そのフリーペーパーを見ていたら、神戸の南京町の中華街で神戸ビーフバーガーが売っていると書いてあったので、そこを目指したというわけです。


音楽をガンガン聴きながら、手袋にマフラーと完全防備で、気分は最高潮ですうえ



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中華街の入口です。なんだかキラキラしています。



ごめ☆さやの救命センター日記

少し進むと、中国の飾りみたいなものがありました。これは一体何だかよくわかりませんが、龍がいるようです。。春節祭と書いてあったので、中国ではおめでたいものなのかな??よくわかりませんが、悪いことよりはいいことの方がいいかな…って適当汗


ちなみに神戸ビーフバーガーハンバーガーのお店の前に行きましたが、誰もお客さんがいなくて、一個1000円以上で、お肉もすごく薄そうだったので、素通り。


人間なんて適当な生き物ですから。とか言って私が適当なだけだけど、もし行列だったら並んでパクパク食べていたんだと思います残念



ごめ☆さやの救命センター日記

どこもかしこもこんな感じで、食べ物が山盛りに売っていました。お店の人がたくさんいるお店は写真を撮る勇気が無かったのですが、ここは比較的誰もいなかったのでパチリカメラ

横浜よりは小さな感じですが、横浜より中国って感じ。日本人向けにアレンジされていなくて、匂いとかも、人より嗅覚は弱いですが、しっかり香辛料の匂いを感じました。


やたら行列を作っているお店があったので、わけもわからず並ぶことに。。



ごめ☆さやの救命センター日記


老祥記 http://www.roushouki.com/

後からネットで調べてみたところ、すごい有名らしくて、10分くらいで入れたのはラッキーでした。

中では中国人の職人さんがたくさんいて、必死で豚まんを作っています。

一個90円で、一日13000個も作られているみたいですあせる

中で食べるには三つ頼まなきゃならないんですが、やっぱり出来立てが美味しいかなと思って、中で食べました。けっこう小さいし余裕です。


お土産にも喜ばれるので、最後の日にここまで雨の中歩いて行って、20個買って、そのままクール宅急便を探して送りました。


その後、豚まんでは満足できない私は、


「南京町で一番人気の店」

みたいなベタな看板が出ている店に入りました。


入ったら客は私一人…。

何故か一人で円卓に座らされました叫び


そこのスタッフのお兄さん?おじさん??が、隣の円卓で計算をしながら、やたらめったら話しかけてきます。


「お姉さん一人??」

「そうでーす」

「どこから来たの??」

「埼玉。東京のとなり」

「あーーーいいとこねー」


あんた埼玉知っとんのかい??と思いながらフカヒレラーメンセット1300円 安っ!!を頼みました。


「さいたまシティーね」

「そうねー(違うけど…)」

「関東は中国人多いよー」

「そうですかー。歌舞伎町とか??」

「○○とか△△とかねー。10人中1人は中国人ね」

「へーそんなにいるんですか」

「神戸はいいとこよー。外国人たくさんだし住みやすいねー。中国、韓国、インドねー」

「へーインドの方もいるんですねー」

「ゴールド売ってたからね」

「ほう。なるほど」



と話をしながらラーメンラーメン到着。1300円のフカヒレだから大したことないとはわかっていましたが、なんか白いスープでビックリ。ラーメン自体はすごく少ない量でホッとしました。


しかーし、ラーメンの後も小龍包とかゴマ団子とか焼売とかマンゴープリンとかやたらめったら色んなものを後から後から出してくれますが、私は豚まん食べた後で気持ち悪い。

あービール頼まなくて良かった。お腹がいっぱい過ぎて箸が進みません。


「お姉さん話しやすいねー」


「そりゃあどうも」

「このあとどこ行くの」

「海でも行こうかと思って。ルミナリエは終わったけど、夜景が綺麗だって噂を聞いたから」

「でも、そんなに荷物がたくさんだと危ないよ」


医局のお土産にサンタの袋の中にお菓子が入ってるものを15個くらい衝動買いしてしまい、かさばってはいましたが、軽いしお菓子だし、危ない訳はないだろうと。。


「お菓子だから大丈夫ですよー」

「ボク今日これから9時半に宴会のお客さんたくさん来るよ。今は二階で5人の宴会中だけど、それは大したことないから神戸の街を今から案内してあげるよ。危ないし」


えっっ・・・???お兄さんも危なくないという保証はないじゃないですかー。。


確かにコ汚い格好で、お菓子を大量に抱えた観光客丸出しの私は、到底医者になんか見えるわけないし、ちょっぴりかわいそうに見られたのかもしれません。。


笑ってごまかし、


「海はどっち?」

と聞いたら、

「あっちをまっすぐ行ったら8分ね」

と妙に細かい時間を教えてもらったので、お店をあとにすることにしましたパー


なんだかものすごく海が好きなので、テンション上がりまくりです。相当寒くて、ほっぺたとか痛いくらいでしたけど、体の中はポカポカです。



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こんな写真を撮ったり(ポートタワー)していて、ふと隣を見るとカップルがベンチの上でものすごい勢いでべっとりくっついています。


ナメクジみたいなキスをしていてビックリ(°д°) ヒエー


ま、寒いしね雪


と思いながら、彼らを私の貴重な写真に混ぜないように最新の注意を払います。

だってさ。写真は携帯とデジカメの二つに保存したくて、しかもいちいち手袋を外して、お菓子の山の袋を下に置いてから撮らなきゃならないから大変なのよ。。。




ごめ☆さやの救命センター日記

観覧車の横に豪華客船みたいのが停まってました。

なんだかわからないけど、ナルトのとなりに船があるように見えます。





おやつの後は、すっぽん鍋を食べに行くことに。


両親がグルメなので、大概のものは食べたことがあると自負していますが亀は食べたことないから少しドキドキ…

と思いきや、すごく綺麗なお店で、女性しかいませんでした。

女性専用列車みたい。


ここで男二人できたら確実に怪しい関係だと思われるに違いない。



ごめ☆さやの救命センター日記

こんな先付けがでてきました。

光陰矢の如しって一体料理と何の関係が・・??


そして肝心の鍋の写真が消えてしまったあせる


鍋の真ん中にSみたいな枠がついている火鍋用の鍋で、違うスープが二種類楽しめるやつ。

すっぽん鍋とカツオだしの鍋。


だいぶお腹がいっぱいだったので、女子専用っぽい野菜中心の鍋お酒がちょうど良かったです。


そのちゃんとゆらゆらさんが中国に住んでいて、そのときどんなに湿気がすごかったかという話にびっくり。

ちょっと食べこぼしして拭いても、次の日そこにカビが生えるくらい湿気がすごいので、除湿機が手放せないそうです。

革製品にはすぐ生えるとかでオッカナイ。。


それ以外にも、ゆらゆらさんが中国で40℃の炎天下のなかほっておいた残り物の餃子を食べたらお腹を壊し、無理やり日本まで帰ってきたけど空港に救急車が出迎えてくれていて、外国での嘔吐下痢は危険だからどこの病院もとってくれなくて、救急隊が高速道路で患者さんを搬送中に、なかなかどいてくれない車にたいして、

「どけって言うとるやろ。こっちも病人乗せとんねん。」

と叫んだ話とか、関東とは全然違うなって思って大笑いでした。

どなたか救急隊の方、一度やってみてください( ´艸`)


島で働いてた時も湿気がすごかったって言ってました。でも島とか一度働いてみたいな。

今度島に行く時は、ちょっと早めに行って、ダイビングうお座してから病院に行くそうです。最高だね。


大学の時はあまり話したことのないそのちゃんと、初めて会ったゆらゆらさんでしたが、昔からの友達のようでした。


またこの三人で会えることがあったら嬉しいな。。



最後の日はひたすらワークショップ。


グループで(私たちのグループは六甲おろしグループという名前)、プロトコールを作り、それに対して問題点や解決策などを一日かけて話し合い、発表し合いました。


これを現場に行かせたら、色々面白いなと思ったり。


あと、MC主催で、市民に対してだけでなく、開業医の先生向けに、心臓マッサージなどのACLSの訓練を出来たらいいなとか思ったり、普段考えもしないことをたくさん考えました。




色々買い物をして新幹線へ。



ごめ☆さやの救命センター日記

今回の旅のお供はこの本でした。新幹線のなかで号泣。


それは嘘ですが、泣いて天井を見上げてこっそり涙を拭いたりなんかしちゃって。。

私、読書中は昔からすぐ泣くんですね~。


ちょうど旅の話で、しかも自分のプラーベートとかぶっているようなところもあり、自分的にはこの旅はこの本なくしては語れないな。という結論が…。


RADWIMPS「いいんですか」

京都らへんで電車に乗ってる時っていつもこの曲を聴いてる気がする。

もちろん偶然だけど。


音楽を聴くと、以前聴いた時の情景や心情も一瞬にして蘇るから不思議。

まるで街中で香水の香りに出くわして、その香水を初めて嗅いだ時や、その香水をいつもつけている人を思い出すかのようです。

http://www.youtube.com/watch?v=gkOWPlW-Tb8


ペタしてね









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観覧車は色んな光り方をするので連写してみました。

船がこっち向いたときは、周りに人が少ないことをいいことに一人で

「ひゃーーーうえ

と叫んでいました。しかし寂しすぎるので、Facebookにアップ。

誰かしらがコメントをしてくれるので、なんか嬉しいです。


大満足で神戸の夜はふけていきました。


うーん。勉強ネタは大して書いてないですね汗




翌日はひたすら座学でした。


講義を朝から夕方まで聞き続けるのは大学以来で、ヘトヘトですメモ本メガネサーチ


面白かったのは、災害がおきたときにmedical controlはどうすべきかってお話や、消防庁からやってきた女医さんの、「消防機関と医療機関の連携」ってお話です。


10年近く外科医をしていて、システムにすごく興味をもって消防庁に入られたそうです。


色んな選択肢があるものだなあ。。


medical controlって教授とか院長とか上の人がだけがやるもので、私は関係ないと思っていましたが、すっごい大事だということがよくわかりました。


例えば、救命士さんたちが、意識障害とか何でも病気を見たときに、プロトコールに沿って色んな選択をしていきますが、埼玉では一体誰がそれを管轄してるのか・・???


なんてこと全然知りません。そしてプロトコールは日々改訂していくものですが、一体今どんなものを使ってるのかも知らない。


それで偉そうにホットライン(救急隊から救命センターにかかってくる電話)で指示してるとはおこがましい…。


なんてね。


せっかくなので、色々考えたいと思いました。

地域の救命士さんもそうでない方も、ご意見いただけると幸いですラブラブ



さてさて、夜は、そのちゃんとその友達のゆらゆらさんとご飯に行きました。


ゆらゆらさんは大阪出身で北京語と広東語だっけ?を話せるすごい主婦の方です。中国にも長く住んで香港で働いていたとかで、おもしろ話ができそうな3人が集まりました。


まずはそのちゃんの上司の先生のご親戚の明石焼き屋さんで明石焼きをご馳走になることに。

関西ではこれはオヤツみたいで、その上司の方も神戸に来ると50個食べちゃうとか目

美味しかったですし、スルスル食べれるから、50は無理だけど、10は余裕でしたニコニコ