喜多方での当直、久しぶりに面白かったです
前回の土日は、まったく患者さんが来なくて、病棟もめっちゃ落ち着いていて、シップ一枚処方した後はひたすら暇だったので、ずっと本を読んでいました
今回は、それに懲りたので、たくさんのDVDを持っていきました。以前にも書いたことありますけど、ゴシップガールってニューヨークのセレブな高校生の話。
みなでリムジンでバスケしに行ったりする、かなり現実味が無い話です(笑)
結構患者さんも来たので、DVDも見れたし、仕事も出来たって感じで充実してました
5歳の熱傷の女の子。
車の中になぜかポットを持ち込んでしまい、それを倒してしまったとの事
魚の骨が指に刺さった人←いちご農園の方でいちごをたくさんいただきました
しかしちょっと恐かったのは、「喘息発作」という触れ込みの人です。
喘息発作でかかりつけの患者さん受けていいですか?と夜中に言われて、いつものとおり
「はーい」
なんて受けちゃったら、全然喘息じゃなくて、意味不明に震えているおじいさんで、しかも意識がおかしくなったから救急車できました!!って突然救急車ごとやってきました。
うーん。。話がまったく違う。。
一週間前からご飯も全然食べれてなかったんですって。
脱水もありそうだし、はーはーしてるし…。痰もでるっていうし、なぜかチアノーゼ気味で青いし…。尿がもともと出づらいから、オムツしてるとか言うし…。
肺炎?脱水?心臓悪いの?頭は平気なの??感染?
何が恐いかというと、休日の夜の一般の病院だから、検査が何一つ出来ないんです。
いつもなら採血、レントゲン、ひどそうならCT、痰・尿の培養検査。必要なら髄液とって…ってすすめていくけど、今は血圧と熱と問診をしっかりするしかない
被災地で患者さんを診てる先生たちのことを思いました。検査がすぐできる状態ってのは贅沢だな。
翌日には大量の水様便で、??で頭がいっぱいです。
しかしいろいろ考えられて面白かった。
熱発で呼ばれて、
「小林〇〇さん37.6℃の熱がでました」
と言われ、
「何で入院してるんですか?」
と看護師さんに聞いたらフリーズしていました。それもびっくりしました。ICUにいたらぶちのめされますよ~~(笑)
あとは、当直の夜、院長先生ご一家が、医局で一緒にご飯を食べて下さいました。
近所の中華のお店から出前をとっていただき、たくさんお話をしました。
「こんなときに、車でわざわざ来てくれる気持ちが本当に嬉しいんですよ」
と、何度もおっしゃっていました。
いつもどおりの軽い気持ちで来ただけだけど、皆に喜んでもらえてホント良かった
院長の娘さんは女医さんで、同い歳なので、話が弾んで夜中まで色々話していました。
同じようなモチベーションで、同い歳の人と話すののが久しぶりで楽しかった。
なぜかほぼ初対面なのに、お互い人に話せない悩みを暴露し合ってしまいました。
性格が似ていて、大笑いでした。
ちょっぴり早く帰していただいたので、違う喜多方ラーメンも食べてみたいなと思い、一人でラーメン屋に行きました。知らない街だから全然平気だけど、やっぱり女性が一人でラーメン屋に入るのってちょっと変かな
美味しかったけど、いつも病院で出前するものと同じ味でした。残念。
サービスエリアなどは一切寄らず、約3時間でおうちに到着。
磐梯山が雪をかぶっていてキレイでした
スピッツ ~ 新月
http://www.youtube.com/watch?v=4PKdFuR9zwE
前回のアルバム「とげまる」の中で一番好きです。最初のピアノソロにやられない人は、人間じゃない~。
というのは言い過ぎかもしれませんが、これをyou tubeにしてくれた人、感謝感激です。
これを一人で聴くと泣きたくなります