このあいだ、新聞でちらりと見かけたのですが、とても不思議な話がありました。
アメリカの科学誌「サイエンス」に載っていた記事によると、いつもキリンに食べられているケニアのアカシアの木は、キリンが減ると当然、増えるはずなのに、フロリダ大の実験結果では、逆に減ってしまうというのです。
キリンが減ると、アカシアも枯れる、という不思議な関係のからくりは、実はアカシアの木と共生している4種類のアリがポイント。みつを与えて巣を提供しているアカシアは、それでキリンたち草食動物から食べられにくくしているらしい。
でも、キリンに食べられなくなることで、4種類のアリ同士の勢力図が変化して、カミキリムシから木を守っていたアリが弱体化。アカシアはどんどん枯れていくのだそうです。
うーん、複雑。
わたしなんかは、天敵という関係を単純に考えがちだけど、生き物って、いろんなことが関係し合っているんですね。
記事は、人間が活動することでキリンが減ると、自然にとんでもない影響、変化をもたらしてしまう、という警告を研究チームが発していると、環境の問題として締めていますが、わたし的には、もっと深遠なものを感じてしまうようなお話でした。
では。
「アフリカ・森の政権争い・長老チンパンジー大活躍」